日本・フランス・アメリカ 3つの国をくらべてみたら

アメリカでの生活を中心に、6年半暮らしたフランスや母国日本との違いに触れながら、気の向くままに書いていきます。

2016-06-08 20:50:26 | 生活
今日はとても嬉しいことがあった。我が家には庭の一角に5×6メートルほどの畑があり、
3日で1キロ位の消費量のトマトや、この辺りでは買うことのできないエダマメ、
モロヘイヤ、コマツナなどの野菜を作っている。しかし、狭い畑ゆえ、保存野菜や
いくらあっても困らない野菜類を大量に作る事は難しかった。
ところで、ウチの北隣は推定100坪程度の畑があり、昨年は数人のご老人達が野菜を
作っていた。南側にあるウチの土地とは5メートルほどの段差があるので南側3分の1
位はあまり日当たりが良くないのだが、ウチの小さな畑に比べれば格段に大きな畑で
常々羨ましく思っていた。
ところが、今年は6月になっても全体の5分の1に当たる区画がちょっとずつ耕されて
いるだけで、他の区画は一向に使われている気配がない。昨年この畑に来ていたのは
お年寄りばかりだったので、今年は畑をやらないのだろうか?これが貸し農園なら
私も借りることができるのだろうか?と思っていたが、悪天候が続いたせいもあり
なかなか人を見かけない。そんな中、今朝テラスから畑を見下ろすと、1人の
おじいさんが唯一使われている区画を耕していた。これはチャンスと思い、失礼ながら
テラスの上から声を掛け、畑を借りられるかと尋ねると、畑を管理している人の
連絡先を教えてくれるという。しばらくして、家に帰ったと思われるおじいさんから
電話があり、管理人さんの電話番号を教えてくれた。早速電話してみると、後で
畑で会おうということになった。
約束の時間に畑に出向くと、この畑は管理人さんの友人の土地で、草ぼうぼうに
しないのを条件にただで借りているのだが、自分は街中に住んでおり、年齢も年齢も
なので、今年は蕎麦を育てるだけにしようかと思っていたが、私に貸してくれると
言ってくれた。では、どの区画をどの位と言う話になり、最初は遠慮して8×8メートル
ほどの区画を1区画と言ったのだが、管理人さんは草の手入れに困っているらしく、
3区画も貸してくれるという。しかも、ただ。こうなったら願ったり叶ったりで、
この畑の半分以上に当たる3区画を借りることになった。
こうして、大好きな畑が格段に広くなり、好きな野菜を好きなだけ作れることになった。
1年近く前にダンナの仕事の都合で、ドローム県からこちらに引っ越してきた時には
日本を離れて3年半が経っており、今度こそ日本に帰れるかもという期待が裏切られ
かなり落ち込んでいたのだが、いい家が見つかって、畑も広くなって、あまりにも
住み心地が良く、日本に帰りたいのかフランスに残りたいのかある意味心境は複雑だ。
しかし、楽しい菜園生活を思うと、やっぱり笑わずにはいられない

↓今度借りる畑。A、B、Cが私の借りる区画。


↓晴の日には庭にハンモックを吊るしている。


↓生後3日のズクロムシクイ。もう羽根が生え始めている!



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