『恩讐の彼方に』市九郎と勝田清孝 2007-05-08 | 日録 帰省で留守の5月1日から、中日新聞で菊池寛著『恩讐の彼方に』の連載が始まった。本日纏めて読み、この小説について真剣に語った清孝の言葉が甦った。交際を始めて間もない頃だった。この小説を私にも、読んで欲しい、と言ったのだった。なのに私は、煩雑にまぎれて結局読むことがなかった。 「菊池寛という人は、犯罪を犯したことがあるのではないかと思いました。犯罪者の心理を、これほどまでに熟知している。驚きです . . . 本文を読む