ヨゼフ・シゲティ(Joseph Szigeti, 1892年9月5日 - 1973年2月19日)は、
ハンガリー出身のヴァイオリニスト。
20世紀を代表するヴァイオリン奏者のひとり。
ブダペストでアシュケナジム・ユダヤ系の家庭に生まれた。
ヴァイオリニストの叔父の影響でヴァイオリンを始めた。
パガニーニやサラサーテの前世紀からの影響のもとに、
アクロバティックな超絶技巧や磨かれた音色をむやみに追究しようとする風潮に対して、
シゲティは演奏家の堕落する一因を見出していた。
そのため、知的な理解にもとづく作品解釈をうちだし、
楽譜の完全な再現や作曲者の意図に忠実な再現をめざした「客観的な」演奏を行なった。
また、一般聴衆の趣味に迎合・妥協しない孤高の姿勢であった。
歴史的演奏家の中ではハイフェッツらとともに来日歴が多く(1931年に初来日)
日本では親日派の巨匠として知られる。
(ウィキペディアより)
(Kanon)