犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

くーんくーん。

2015年06月11日 | おせわがかり日誌


ある日のことじゃった。



おとうさんがいたので、おとうさんにおれこをまかし、

ふだん別室のため、えこひいきができないこんちゃんをかわいがろうと、

こんちゃん部屋にこもり、ふたりでなかよく遊んでいたのじゃった。



用事ができて、リビングに戻ると、

ねそべったおとうさんの体にぴたりとひっつくオレコ。

よりそうアザラシ親子みたい、と、おかしくて笑ったら、

「オレコね、おかあさんとこんちゃんがたのしそうに笑ってるのきいて(耳がそうなってた)ね、

 くーん、くーん、って、悲しそうに泣いてたんだよ。だからおいでって言ったの」

あらまー。そうじゃったかー。



だから普段にんげんがわたしひとりのときは、できないのだよね~。

こんちゃんもオレコにとても遠慮しているのじゃ。

オレコと一緒の空間にいるほうが長いのじゃが、

「オレコのものはオレコのもの、オレコのじゃないものもオレコのもの」

というひとりっこ生活が長かったので、愛情をシェアすることなんて、想像もできないのじゃろう。

おとうさんはだから、おうちにいるときはもっぱらオレコ専門で、こんちゃんと触れ合う機会がない。

触れ合いたいのはやまやまなのじゃが、気の毒にのう~。



ときどき、おとうさんが、こっそりこんちゃんに挨拶しただけで、オレコが猛烈にやきもちを焼く。

困ったもんだけど、性格じゃからのう~。

別に無理しなくても、そのままでいいのじゃ。




でもおかあさん、両手に花の状態で、ふたりともいいこいいこできるのじゃ~。

一緒の部屋で仲良くできたら、ふたりとももっと、楽しかろう。



よそんちの、みんな(多頭)で仲良くやってる様子をみると、うらやましいのじゃ~。

そうなったらいいのじゃがのう~