文武両道は筋肉では分からないものだ。
かっこつけの男なら、結構な確率で出会える。
そういうのは、すぐに飽きる。結局、数回でセフレだ。愛は語れない。
かっこつけの筋肉男がカタコトの台湾語で私を魅了した過去は、ほとんどの女が「最初だけハートマーク」を出す類で、長続きしない相手だ。
そんな男が、小説が書けるとは思えない。小説、特に長編小説は、根気と気迫と実力が必要だ。それは、カッコつけ筋肉チビ(齋藤)だけでは、なしえない。
仮に、その筋肉が本物で、悪者と戦えるならば、格闘家にでもなれるはずだ。
私の小説を、悪者に捧げるカッコつけ筋肉男の指一本で書ける類だと思うなら、さっさと悪者の小説としてそいつの本名を公表しろ。
本名すら公表できないなら、そいつに覚悟が足りていない。
そんな弱っちい男に、私の小説は相応しくない。
勘弁して。
日本よ、鎖国でもして、才能溢れる華僑の私を追い出せ。私の覚悟と覚悟で書いた小説を他国に譲れ。日本の国籍なら、返上してやる。