師匠はポーさん
前にも書いたけど、小説のあらすじをフェイスブックに書いた経緯は、図書館で読んだエドガー・アラン・ポーの『黒猫』と、その半年位前に浅草寺でひいた御神籤のお告げだ。
男も友人もいなかった30後半の私は、職場を追われてから、生活保護に頼らざるをえなかった。
華僑父&台湾母の子孫で頼れる親族親類もおらず、父の死後はほぼ孤児の様な暮らしでバイトや派遣で食いつないだ。
犯罪経歴も無い優等生のままの私は、若干遅刻魔で風邪っぴきで体が弱めで、結婚もしなかったので、浅草観音様のお告げとポーさんの『黒猫』と、御嶽山の噴火に背中を推された。
私の小説がどんなに変わっていても、師匠のポーさんの指南があってこそだ。
もちろん、他にも多くの小説・ドラマ・映画や文章を見て来たので、大勢の師匠のお蔭でもある。
そして私自身の努力の賜物でもある。
楽に生きて来たわけではないから書ける部分も、私の持ち味だ。
ケセラセラ~!と言って生きたわけではない。涙の多い人生は、整理する必要があった。なので、半分自伝の小説に、私の人生がそこかしこに描かれている。