顔役の小説家なんていらないはずだ。小説家は小説が書ける人で、女優や芸人やタレントではないし、ミュージシャンでもない。
見た目の良い俳優が小説も書けるなら、それはそれで良いことだけど、特に良い見た目の必要がなく、ブスでも人生経験豊富なら、書きたいことが山ほどあるかもしれない。
私が言いたいことは、理解できるだろうか。
小説は短編でも長編でも、人生経験や思想が非常に大事で、書物を読むのは当然であって、それ以外の経験も積むことと、書く練習で技術的に身につけることも必要だ。
他人の作品や言論や思想や人生履歴を盗んで勝手にテキトーに作品に仕上げても、そのぶよった贅肉が「嘘」だともの語るだけだ。ものを知らない人が何かを書いても誰も読まないし(アルジャーノンに花束をを読めば済む)、それは不勉強な人が博士を名乗って教鞭を打つのと同じ愚行だ。
ぶよった小説家を、私は信用しない。