今朝も、茶畑の扇風機が「ブーン」と唸り音を上げて、周りの空気を掻き回している。ペダルを漕いでいると、首筋から入って来る風が、少し肌寒く感じられる。この冷たさが、刈ったばかりの茶の木の新芽にダメージを与えないよう、畑の上に空気の流を作っているのかもしれない。今日も見渡す限り朝露が光っていて、その又向うの川面に朝霧が立ち昇っているのが見えた。風の流れの関係か、川霧は部分的に発生していて、霧の立ち込めている辺りの中州と雑木林だけが、薄っすらと景色の中から抜け落ちている。その朧な景色は、現実ではないような雰囲気が漂っていて、不思議な感じがする。霧の中で鳴いているキジの声も、気のせいか何となく不気味に聞える。そして、コースエンドまで走って、Uターンして来たら、もう既に、川霧は跡形もなく消えていた。往きに見た景色は何だったんだろう。
本日の自転車走行データ D:25.15 T:1.24.56 A:17.7 M:33.9 O:24268

本日の自転車走行データ D:25.15 T:1.24.56 A:17.7 M:33.9 O:24268
