かとう整骨院 よもやま話

寝屋川市、京阪香里園近く木屋町のかとう整骨院です。保険診療や自費診療、コンディショニングに力を入れています。

剣道で多いケガのまとめ(後編)

2016-09-21 16:16:40 | 剣道


前回のつづきになります。(前編はコチラから!)

この記事でまとめていますのは、私自身が長年に渡って高校生の剣道を観てきた結果であり一般的な傾向とは相違があるかも知れませんが、そこは主観的記事という事でご容赦くださいm(__)m

では、剣道で多いケガのランキングにもどります。
第二位 下肢(ふくらはぎ、アキレス腱)の痛み
これは、主に左足のケガになります。剣道の打突は、左足に体重をのせて地面を蹴りだすことで行います。(中段の構えの場合)この際、蹴りだす方向や構えた際に、足の向きに捻じれが生じていると下肢(ふくらはぎ)に傷害を発生します。学生剣士に多いシンスプリントの原因もこれになります。また、中高年の方であれば肉離れを経験された方も多いのではないでしょうか?肉離れは、固くなった筋肉を急激に引き伸ばす事で発生します。学生時代の感覚で踏み込みをされている方や、遠くへ跳ぶ意識の強い方は要注意です。最悪の場合はアキレス腱断裂といった場合につながることも・・・
対策としましては、筋肉の柔軟性を高めることは言うまでもありませんが、身体に無理のない打突動作を身につけることがより重要になります。これをチェックするのは大変ですが稽古を録画したり、指導を受けている先生からの指摘をヒントに創意工夫していくことで最適な方法がみつかるはずです。もちろん、当院でもご相談は随時受け付けてますよ!(^^)

第一位 足裏のマメ
栄光(?)の第一位は足裏のマメです。剣道は裸足で行う競技ですので床との摩擦で足にマメができるのは避けられません。打ち込み稽古や、かかり稽古など激しい稽古をよくされる方は特に当てはまります。私が毎年参加している高校生の合同合宿でも、相談を一番受けるのはコレです。対処方法としては、テーピングや剣道用の足袋を装着するという方法があります。テーピンは巻き方を間違えるとすぐに剥がれてしまうのでちょっとしたコツが必要になります。この辺はリクエストがあれば記事にしてみたいと思います(決して面倒な訳ではありません・・・(^^;)足袋は、人によってはすべりやすく感じる人もいるみたいです。サポーターはつけていることに違和感を感じる人にはあまりオススメできませんので、購入する際は一度試着してからがよいでしょう。足のマメは良く稽古をしている証拠なので、ある意味勲章みたいなものですが対処を間違えると痛みが長引きますし、痛い状態で稽古をつづけると変なクセがつく場合もありますので、ご注意ください。なお、いわゆる水ぶくれの状態の時は破いた方がよいのか?という疑問をよく聞きます。昔は熱した針などを指して中の水を抜いたものですが、これは間違いです。無理に破らずに自然に裂けるのを待った方が痛みも少なく、治りも早いですよ!


このように、剣道で多いケガをまとめてみましたがいかがでしたでしょか?剣道で多いケガの多くは、間違った打突動作や姿勢にその原因の多くがみられます。これは、剣道に限らず他のスポーツでも同様です。スポーツは自分自身の感覚で動作を行います。その感覚が基本に沿ったものであれば問題はありませんが、自分の感覚(剣道なら打ちやすいように打つ)が、基本から外れていた場合は傷害発生の原因になります。この基本というのは各競技の基本動作ではなく身体を動かす際の基本動作になります。つまり、ケガをするのはその原因動作があるということです。これを究明することでケガに強い身体になるのです。“どういう所を観ればいいの?”という方は、ぜひ一度かとう整骨院にご相談ください!最後はちゃっかり宣伝でした(^^)/


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