【剣道】稽古をはじめるその前に！ 【ケガ予防】

こんにちは、かとう整骨院です。
コロナウイルス禍の中、皆さまいかがお過ごしでしょうか？まだまだ予断を許さないとはいえ、緊急事態宣言も解除されようやく日常が戻りつつあります。剣道も緊急事態宣言中は体育館の使用が禁止されていたため、なかなか稽古ができなかった方も多いかとは思います。最近になってようやく稽古を再開したものの、意外に多いのが再開直後のケガです。私の周りにももちろん、当院にも剣道でケガをされた方が最近多くみられます。そこで今回は剣道でのケガを予防する方法を考えていきたいと思います。

1．ケガの原因はストレッチ不足？
ケガで当院に来られた方がよく口にされるのは『稽古前にストレッチをしなかったからですかね～』というセリフです。

結論から言いますと、これは“半分正解で半分まちがい”です。ストレッチには運動前に行うストレッチと運動後に行うストレッチがあるのです。これを間違えると、せっかくのストレッチもその効果を発揮することができません。では、次にストレッチの種類について説明していきます。

2．静的ストレッチと動的ストレッチ
ストレッチには静的ストレッチ（スタティックストレッチ）と動的ストレッチ（ダイナミックストレッチ）が存在します。静的ストレッチというのは皆さんがイメージしているようなゆっくりと関節を伸ばし、30秒程度伸ばしたままの状態を維持するものです。これに対し動的ストレッチとは、字のごとく体を動かしながら行うストレッチです。ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、準備体操も動かしながら関節を伸ばしていくので動的ストレッチの一部といえるでしょう。動的ストレッチは動かしながら行うので、静止時間はせいぜい10秒程度です。

3．稽古前に必要なストレッチとは？？
では、運動前に行うストレッチはどちらを行えばよいのでしょうか？正解は動的ストレッチです。静的ストレッチは疲労回復や関節可動域の拡大には有効ですが、運動前には不向きです。これにはいくつか理由があるのですが、主な原因は静的ストレッチによって副交感神経を刺激してしまうからという説があります。副交感神経とは身体を休めるときに働くものです。運動時には交感神経（身体を活発に働かせる）が優位になっていなければなりません。実際に運動前に静的ストレッチを行うと、運動のパフォーマンスが低下したという事例もあります。ですので、稽古前には動的ストレッチ、稽古後には静的ストレッチというのがケガ予防には効果的であるといえます。

4.剣道にオススメの動的ストレッチ
稽古前には動的ストレッチが効果的であると言いましたが、実際にはどんな方法がよいのでしょうか？
私がオススメするのはゆっくり大きく上下素振りを10回程度行うことです。その際に注意点がひとつあります。その際は決して反動をつけてやらないことです。大きく振ることを意識して反動をつけますと、竹刀を振る際の遠心力等により関節に思わぬ負担がかかる場合があります。ですので、あくまでゆっくり大きくすることがポイントです。その際に、自分の肩や腰などに違和感を覚えた際はその部分を更に動かしてあげればよいのです。イメージとしては、自分の身体を大きくゆっくり動かすことで自分の身体が今、どういう状態であるかを確認する感じです。更に言えば、振りかぶる際に息を吸い、振り下ろすに息を吐くというように呼吸を意識するとなお効果的です。

5．終わりに
剣道をされてる方で、仕事や学校の放課後に活動される方も多いかとは思います。仕事などで一日身体を使ったり、デスクワーク等で同一姿勢をつづけていると思わぬところが硬くなっていることがあります。そういった状況下でケガは発生します。もちろん、全てのケガを完全に防ぐのは不可能ではありますが、こういったことの積み重ねでリスクを減らすことはできます。日ごろなかなか稽古時間を取るのが難しいかたは、つい急いで稽古にはいりがちですがケガをしてしまっては稽古そのものができなくなってしまいます。そうならないようにするためにも、今回の方法をぜひ一度お試しください。また、その他の方法や稽古後のストレッチについて疑問等がございましたら、いつでも当院にご連絡ください。

剣道教室『東脩館』へのご質問もこちらで受け付けております。

〒572-0087　寝屋川市木屋町2-1-108
かとう整骨院ＨＰはこちらから
Facebookページはコチラ（いいね！していただけると私が喜びます(^^)/
連絡先　072-812-3631（予約制）

予約はお電話もしくは、LINEから。LINEでの予約は、下記より『かとう整骨院』を友達登録をしていただき、お名前と予約日時をご記入の上、送信ください。



LINEでの予約は24時間受け付けておりますが、性質上返事が遅れる際がございますのでご容赦ください。