こんにちは
皆さん今シーズンもよろしくお願いします。
なのですが今回はkatydidとは全く関係ないお話しをひとつ
猫のお話しです。
6月初旬、カラスにいじめられている長毛の白い猫がいまして
目は細くヤニだらけで、鼻は鼻水が固まって黒くなっていて
歯や歯茎からも年老いているのが分かりました。おばあちゃん猫です。
長毛の美しさから野良ではないだろうし、人間に怯えている風でもないので
取りあえず家に連れてきました。
以下3日間の出来事です。
水はたくさん飲むが、キャットフードは食べない。
さて、これからどうしようか。
僕は今一人暮らしで、動物を飼っても寂しい思いをさせると思って飼っていないし
でもこのまま放り出す訳にもいかない。
何れにしても風邪をひいているのは明らかだったので病院に連れて行く。
やはり猫風邪、それも2種類の風邪を合併しているかも知れないらしく
回復のための通常の注射にインターフェロン、そして血液検査と
いきなり3本も注射を打たれてしまった。こういうことは未経験のようで
痛がって嫌がって暴れるだけ暴れて、声も枯れるほどに叫びまくった。
その後エイズでも白血病でもないことが分かって
「良かったな お前 元気になれるかもよ」と話しかけていると
受付から点眼薬と顆粒状の薬を渡された。
んん?僕が?絶対に嫌がる点眼と顆粒を水で溶いてスポイトで口に?
1回もしたことないし全然出来る気がしないんだけど(;・∀・)
で、この流れは何だ?いつの間にか家に入れなきゃならなくなっている
綺麗な長毛とはいえ、せめてシャンプーは - 風邪ひいてるからダメー
ですよねえ、と言って家に入れ---る前に!
トイレとトイレ用の砂、食べないけど食べ物
シニアの、確かシーバはどの猫でもよく食べるとか聞いたぞ
ささみや鰹も好物って
おやつって書いてあるけど塩分は低いし、もし食べ始めたら喜ぶだろうし
毛玉出すのに猫草と食物繊維入りのフードも
ふううう、急に揃えるって大変だあ
初めての入居
そこいらを歩き回り何か調べている模様
こちらはそれどころではない。
着倒したフリースにタオルケット、トイレ、食事と水のお皿
急いで用意していたら僕の特等席の座椅子でぐっすり就寝
そうか、色々あって疲れたよな。
と思ったら1時間後に突然起きてフローリングをカリカリ
何してんのか分からない
浴室側にのっそり向かっていったけど帰ってこない。
見に行くとマットに寝そべっている…ああ、オシッコね_| ̄|○
初回、トイレは役に立たなかった。
2日目
朝、5時半に起こされる。仕事は休みだけど睡眠不足も甚だしい。
でもトイレでオシッコしてたヽ(゜∀゜)ノ 寝不足吹っ飛ぶ
えらい!お前えらいねー!何度も撫でてスキンシップ
その後、少しひんやりして猫も手を抱え込んでいたので
ファンヒーターを着けて横になっていると本当に寝てしまった。
小一時間で起きると背中に僕と同じ格好で寝ている奴がいる。
少し仲良くなれたのか?
でも薬を飲ませるのと点眼だけで20分の格闘
老いのせいか風邪のせいか分からないが瞳孔の絞りが弱く開きっぱなしに近い。
大量に水を飲むのは腎臓病の第2ステージだと思われ
とにかく少しでも回復をと願いながら続ける。
でも嫌がることをするのはこちらも嫌なものだ。
そんなこんなで、根に持つタイプではないようだが信頼関係となると難しい。
お医者さんには今日も連れてこいと言われていたので行く。
今度は背中に針を刺しての点滴。
暴れるのを僕が押さえる
と、ふと気付いた。
お医者さんを噛もうとはするけど僕のことは噛まないのか
でも痛がって嫌がっている。
助手さんがいる前だったけど、思わず言葉に出してしまった。
「お前、俺と出会ってから辛いことばかりだな ごめんな」
5分がとてつもなく辛い時間だった。
家に帰る前に最初にいた場所に連れて行った。
多少でも健康になったのだから飼い主の家が近隣なら戻るかも知れないし
少しだけ離れてみる。でも全然歩かない。
カラスが直ぐにやって来た。
するとカラスを見て戦う姿勢をとった!「おお(゜д゜)前と違うぞ」
と言った僕のほうに顔を向けた。用心深く確かめながら歩いてくる。
10数m先が見えていないのが分かったのはこの時だった。
そうか じゃあ そろそろ 帰ろうか
家に戻るとお皿の前で鳴き出した。
正確には病院で喉を潰すほど叫んでいたから声は出していないのだが
…ひょっとして おなか空いた?
ささみとフードを混ぜてお湯を少し入れて臭いを強くして前に置いたら
食べた!!!全部!まだ足りないって言ってる!
食べろ食べろ!たっくさんあるぞーヽ(゜∀゜)メ(゜∀゜)メ(゜∀゜)ノ
満腹になってからはじゃらしてお遊び。
PC用の椅子にもジャンプして乗ってくるようになった。
元気になった 良かったねー
気付いてみると、ツリ目でパッチリした大きな瞳
瞳孔も少し絞れるようになったし、気品と美しさが漂う。
その夜のこと
座っていた僕の前に背中を向けて座ってきた。
何しとる?
10秒くらいの間があって彼女は顔だけこちらに向けてまた前を向く。
撫でろってことか?
撫でてみるとゴロゴロゴロ
今度は身体を横に向けだした。
撫でる。ゴロゴロゴロ
最後は横ばいになる。
撫ゴロゴロゴロ
そうか、親愛ってやつか
病院に連れて行って、あんなに辛い思いさせたのに
そう思ってくれるのか
僕もとっくにそうだよ 仲良くしよう
明日からは仕事だし寂しくて別の辛さがあるかも知れないけど
僕は精一杯頑張るからさ
ここで話しは終わります。
余りに突然に
でも飼い主が見つかったから。
薬も食料も全て渡して
もう外に出さないほうがいいですよと伝えて
感情を奥ゆかしくも伝えてくれた、あの美しい猫は
もう見かけることはありません。
この長文を読んでくれている皆さん
写真がなくてすみません。
撮らなかったんです
一緒に暮らすつもりだったから
次回からはkatydidに戻りますね。
皆さん今シーズンもよろしくお願いします。
なのですが今回はkatydidとは全く関係ないお話しをひとつ
猫のお話しです。
6月初旬、カラスにいじめられている長毛の白い猫がいまして
目は細くヤニだらけで、鼻は鼻水が固まって黒くなっていて
歯や歯茎からも年老いているのが分かりました。おばあちゃん猫です。
長毛の美しさから野良ではないだろうし、人間に怯えている風でもないので
取りあえず家に連れてきました。
以下3日間の出来事です。
水はたくさん飲むが、キャットフードは食べない。
さて、これからどうしようか。
僕は今一人暮らしで、動物を飼っても寂しい思いをさせると思って飼っていないし
でもこのまま放り出す訳にもいかない。
何れにしても風邪をひいているのは明らかだったので病院に連れて行く。
やはり猫風邪、それも2種類の風邪を合併しているかも知れないらしく
回復のための通常の注射にインターフェロン、そして血液検査と
いきなり3本も注射を打たれてしまった。こういうことは未経験のようで
痛がって嫌がって暴れるだけ暴れて、声も枯れるほどに叫びまくった。
その後エイズでも白血病でもないことが分かって
「良かったな お前 元気になれるかもよ」と話しかけていると
受付から点眼薬と顆粒状の薬を渡された。
んん?僕が?絶対に嫌がる点眼と顆粒を水で溶いてスポイトで口に?
1回もしたことないし全然出来る気がしないんだけど(;・∀・)
で、この流れは何だ?いつの間にか家に入れなきゃならなくなっている
綺麗な長毛とはいえ、せめてシャンプーは - 風邪ひいてるからダメー
ですよねえ、と言って家に入れ---る前に!
トイレとトイレ用の砂、食べないけど食べ物
シニアの、確かシーバはどの猫でもよく食べるとか聞いたぞ
ささみや鰹も好物って
おやつって書いてあるけど塩分は低いし、もし食べ始めたら喜ぶだろうし
毛玉出すのに猫草と食物繊維入りのフードも
ふううう、急に揃えるって大変だあ
初めての入居
そこいらを歩き回り何か調べている模様
こちらはそれどころではない。
着倒したフリースにタオルケット、トイレ、食事と水のお皿
急いで用意していたら僕の特等席の座椅子でぐっすり就寝
そうか、色々あって疲れたよな。
と思ったら1時間後に突然起きてフローリングをカリカリ
何してんのか分からない
浴室側にのっそり向かっていったけど帰ってこない。
見に行くとマットに寝そべっている…ああ、オシッコね_| ̄|○
初回、トイレは役に立たなかった。
2日目
朝、5時半に起こされる。仕事は休みだけど睡眠不足も甚だしい。
でもトイレでオシッコしてたヽ(゜∀゜)ノ 寝不足吹っ飛ぶ
えらい!お前えらいねー!何度も撫でてスキンシップ
その後、少しひんやりして猫も手を抱え込んでいたので
ファンヒーターを着けて横になっていると本当に寝てしまった。
小一時間で起きると背中に僕と同じ格好で寝ている奴がいる。
少し仲良くなれたのか?
でも薬を飲ませるのと点眼だけで20分の格闘
老いのせいか風邪のせいか分からないが瞳孔の絞りが弱く開きっぱなしに近い。
大量に水を飲むのは腎臓病の第2ステージだと思われ
とにかく少しでも回復をと願いながら続ける。
でも嫌がることをするのはこちらも嫌なものだ。
そんなこんなで、根に持つタイプではないようだが信頼関係となると難しい。
お医者さんには今日も連れてこいと言われていたので行く。
今度は背中に針を刺しての点滴。
暴れるのを僕が押さえる
と、ふと気付いた。
お医者さんを噛もうとはするけど僕のことは噛まないのか
でも痛がって嫌がっている。
助手さんがいる前だったけど、思わず言葉に出してしまった。
「お前、俺と出会ってから辛いことばかりだな ごめんな」
5分がとてつもなく辛い時間だった。
家に帰る前に最初にいた場所に連れて行った。
多少でも健康になったのだから飼い主の家が近隣なら戻るかも知れないし
少しだけ離れてみる。でも全然歩かない。
カラスが直ぐにやって来た。
するとカラスを見て戦う姿勢をとった!「おお(゜д゜)前と違うぞ」
と言った僕のほうに顔を向けた。用心深く確かめながら歩いてくる。
10数m先が見えていないのが分かったのはこの時だった。
そうか じゃあ そろそろ 帰ろうか
家に戻るとお皿の前で鳴き出した。
正確には病院で喉を潰すほど叫んでいたから声は出していないのだが
…ひょっとして おなか空いた?
ささみとフードを混ぜてお湯を少し入れて臭いを強くして前に置いたら
食べた!!!全部!まだ足りないって言ってる!
食べろ食べろ!たっくさんあるぞーヽ(゜∀゜)メ(゜∀゜)メ(゜∀゜)ノ
満腹になってからはじゃらしてお遊び。
PC用の椅子にもジャンプして乗ってくるようになった。
元気になった 良かったねー
気付いてみると、ツリ目でパッチリした大きな瞳
瞳孔も少し絞れるようになったし、気品と美しさが漂う。
その夜のこと
座っていた僕の前に背中を向けて座ってきた。
何しとる?
10秒くらいの間があって彼女は顔だけこちらに向けてまた前を向く。
撫でろってことか?
撫でてみるとゴロゴロゴロ
今度は身体を横に向けだした。
撫でる。ゴロゴロゴロ
最後は横ばいになる。
撫ゴロゴロゴロ
そうか、親愛ってやつか
病院に連れて行って、あんなに辛い思いさせたのに
そう思ってくれるのか
僕もとっくにそうだよ 仲良くしよう
明日からは仕事だし寂しくて別の辛さがあるかも知れないけど
僕は精一杯頑張るからさ
ここで話しは終わります。
余りに突然に
でも飼い主が見つかったから。
薬も食料も全て渡して
もう外に出さないほうがいいですよと伝えて
感情を奥ゆかしくも伝えてくれた、あの美しい猫は
もう見かけることはありません。
この長文を読んでくれている皆さん
写真がなくてすみません。
撮らなかったんです
一緒に暮らすつもりだったから
次回からはkatydidに戻りますね。