katydid's blog

ハネナガキリギリスが住んでいるところに生息しています。

懐かしい

2010-04-25 00:42:40 | 2010
さて、春です。

まだキリギリスの孵化には早いと思いましたが

庭に埋めていた卵が入った鉢を飼育ケースに移すことにしました。

4月に入ってから毎日様子を見ていたのですが

孵化してしまって寒くしていないか

食べるものが無くてひもじい思いをしていないか

繰り返し確かめているうちに

心配が増してきたからです。

とは言え、彼らの食するタンポポやムラサキツメクサは未だ咲いていません。

彼らの食する植物が育つ前に孵化した場合は

レタスやタマネギ、観葉植物などで育てようと思います。



これがハネナガキリギリスの卵です。

土中の深いところにあると出てこられない可能性があるので

卵が見えそうなところまで浅くして、土を柔らかくしておきました。

写した卵は3個ですが、一鉢に100個近く入っています。

この卵は「ソニア」が産みました。

ソニアは数ヶ月前迄、共に生きていた家族です。

受け継がれた生命を見ると

あの頃が、今、ほろ苦く懐かしい。

1年卵の孵化は稀ですが

可愛い姿を見せてくれるでしょうか。

楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010-04-05 21:41:59 | 2010
冬の間、キリギリスの卵が入っている鉢を庭に埋めていたのですが

雪が解けたので一度掘り起こしました。

卵はごく浅いところに埋まっているので

土を柔らかく撫でただけでもひとつふたつ出てきます。

真っ白だった卵は黄色くなっていました。

土の色素を吸収したためなのか、成長段階のひとつなのか分かりませんが

存在を確かめられて懐かしさと嬉しさが込み上げてきました。

同日、彼らの故郷に行ってきましたが

ムラサキツメクサの新芽が出始めたくらいで

雪がまだ残っていました。



また、きっと彼らには体内時計が存在していて

生きていけるような環境が整う頃に生まれてくる筈なので

孵化するとしてもムラサキツメクサやタンポポが未成育である今ではないのだと思います。

このまま家に置いてしまうと間違って孵化してしまう可能性があるので

ミネラルウォーターで少し湿らせた後に、また土に埋めてきました。

以前ハネナガキリギリスは5月初旬に孵化したとの記録を

記事で見たことがありました。

産卵後1年目の孵化は2%にも満たないので

今年は孵化しないのかも知れません。

でも、可能性はあまり無くても

これからは道端の生育が早いタンポポなどを注意深く見ながら

一本でも咲きそうになっていたら家に持ってきて

彼らを家に迎えたいと思います。

春の優しい日差しのなか

めっすん、おっすん、ソニア、ヘラクレスンを思い

皆の子供が誕生してくれること願いつつ

花が咲くような嬉しさを

今、静かに待っています。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする