katydid's blog

ハネナガキリギリスが住んでいるところに生息しています。

キリギリス 3齢からの変貌

2014-05-30 23:48:25 | 2014


3回目の脱皮を終えた姿です。

前回の画像でこの子が♀さんと分かっていた方は流石です!

僕は間近で見ているので知っていましたが2齢の終わり頃だと判別できます。

2齢の時期は自我が強く出てくる頃でもあり性格や個性も理解できるようになります。

例えば日当たりの良い場所でもキリギリスが好むポジションがあって

自然と皆そこに集まってひなたぼっこをします。一見仲良さげです。

でも触覚や足が触れ合うと後ろ足や前足を動かして相手に「近づくな」行動を取ります。

温和なキリギリスは第2ポジションに行くのですが

短気なキリギリスだと頭突きをして相手を落とし、場所を奪い取ります。

という訳で、前回もお話しした通り、僕は2齢から3齢の頃が同居の限界と判断しています。

このような状態で無防備な脱皮を始めたら運が悪ければ食べられてしまいますので。



因みにこの子はジリジリ近づいて相手に圧力をかけ続けて事を済ませるほうで

実戦は無いにしてもキリギリスの中では何かが強いのでしょう。

結局14匹のうち残した1匹はこの子になりました。

本当は1匹だけ残したつもりだったのが、間違えて13匹のほうを残してしまったようで

次々と生まれる子供たちに目がとび出るくらいビックリ(゜д゜)!して

慌てて1匹だけの埋めた鉢を取りに行って

でも残したのはお母さんである「姫」が産みながらも埋めるのに失敗した卵の子ではなく

この子になりました。

鉢に1匹だった子も含め他はお母さんが生まれた場所に戻っています。

埋めるのに失敗した子は産まれてから1番元気でした。敏捷で食い意地が張っていて

キリギリスの子の典型でした。

可愛かったですよ。

でも残したのは この♀さん。

♀さんは自分が脱皮する夜、指から離れなくなり同居のケースに戻ろうとしませんでした。

こちらも妙な勘が働いてその夜だけ個室にしてあげて

予想通り脱皮をして事なきを得てからというもの

タンポポには乗らない

世話中の動く僕の手に掴まって離れない

手の上で食べ物をあげないと(ケースの中以外では)何も食べない。

不思議な子だったからです。

今でも哀惜入り混じる奇跡のキリギリス「めっすん」に似ている気がして

似ているのが今だけでも僕は全然構わないからさ

もう少し一緒に過ごしてみようよ。



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キリギリス 餌

2014-05-25 12:00:22 | 2014


幼生のキリギリスの餌はタンポポ、小松菜、鰹節、煮干し

大きくなるにつれてキャベツ、長ネギ、ミルワームを加えれば大丈夫です。

自然界であるままに生きるキリギリスは、ヨモギやカラシナも好物ですし小昆虫も食べています。


小昆虫 生餌


ひとつの命を全うさせるがために、たくさんの命を奪うことになります。

自分が育てる命のために他の命を奪ってあげなければなりません。

自分が育てるキリギリスの命と、そのキリギリスが食するための売っているミルワームや

野生で生きていた小昆虫の命に違いはありません。

私たちが食事をするときに「いただきます」と言うのは

尊い命をいただくので感謝の思いを込めた言葉でもあるわけですが

実際のところ私たちの殆どは自分が食するために他の命を奪うことを直接には行っていません。

血で手を染めてくれているのは私たちのなかの誰かです。

手の込んだ料理には多数の命が源となっていて

これを私たちは「美味しい」とか「不味い」と評して、何なら談笑しながら楽しく食べています。

ですがキリギリスのためにバッタを捕まえてきて

小さなケースに双方を入れてバッタが食べられるのを見ると

「可哀相」と言う人がいて、自分たちはこんなにも残酷なことはしないと思っているようです。

そういう僕もミルワームは僕が買わなくたって誰かが買ってハムスターなどに与えるのだからとか

野生のバッタをわざわざ捕まえるのは気が引けるとか勝手な言い訳を考えるほうで矛盾だらけです。

毎年悩むことで今年はどうするか分かりませんが

人為的に関わって飼育するからそうなる、だから止めるのが良いのでしょうか?

わざわざ昆虫飼育などという残酷さが伴うことに自分から関わる選択をしない?

自分が食べ残したり傷めたりして捨てた魚や動物達の命の儚さに普段思いを巡らさない人が?



と、キリギリスのブログにしてはテーマが重すぎるでしょうか。

でもね 避けては通れないのですよ~

キリギリスは肉食系の雑食で、植物だけでは生きていけないから



貴方が室内飼育をして6カ月生きるキリギリスと野生で3カ月生きるキリギリス

どちらが幸せでしょう 

関わらないでおきましょうか

知ったことでもないですか

貴方が気付きもせずに踏み殺してしまっている何匹もの蟻のように
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キリギリス 3回目の脱皮まで

2014-05-18 00:32:59 | 2014


生後10日くらいで上の画像のようなぶら下がりの脱皮をします。

1回目の脱皮は場所を選ぶことなく

脱皮中でも普通に口や前足を動かしながら2~3分で終えますので

同居の同種に襲われることはまずありえません。

しかし生後2週間以降、つまり2回目の脱皮を終えると徐々に肉食性が高くなります。


このくらいの成長段階です。

3回目の脱皮時(2回目から7日~10日後)に同じケースに多頭飼いしていると

10分間の無防備な脱皮時に見たくない残酷な出来事を目の当たりにする可能性が高くなります。

どうしても同居させざるをえないのなら、できるだけ3回目の脱皮時期を予想して

お腹がパンパンに膨らむほどに満腹にさせておいたほうが良いでしょう。

3回目の脱皮を終えたら多頭飼いは無理です。ここはキッパリ言っておきます。

それでも複数匹育てたいのなら

単独で育てられる数だけ残して、野に放すことをお勧めします。

生後3週間以降はミルワームを細かくしたものを食べ物に加えます。

とても喜びますが他の動物性蛋白質も摂取しないと最終脱皮に失敗することがあるので

少量にして日を置いてあげたほうが良さそうです。

続きは次回に( ゜∀゜)メ
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キリギリス 孵化直後の飼育 

2014-05-11 15:27:18 | 2014


ハネナガキリギリスが孵化してから10日までの期間で

栄養不良にならず、生きていける環境をつくるためには

どのようなことをしたら良いのか。

どの生き物でも生まれてから暫くの間は

細い糸を切らずに長く伸ばしていくような

慎重さとケアが必要です。

ひとつには小松菜

これを1日に一回は取り替えて飼育ケースに入れておくことです。

もうひとつはタンポポ

たくさん入れてあげると(キリギリスが気づけばですが)そこで食べ休みを

繰り返して過ごしてくれます。

1週間くらい経ったら煮干しを細かくして花の上に散らせておいたら

栄養は十分でしょう。



あとは水の霧吹き

結構水分を欲しがりますので。

但し、これらを実行するのは余程好きでないと続きませんね。

小松菜は傷みやすい、傷みやすい野菜をおきながらキリギリスは日当たりが好き

タンポポは根から取ろうとすると30㎝かそれ以上掘らないとならないので

茎から取ることになるのだけれど1日で枯れる。

僕はキャベツも置いているので

毎日、小松菜とキャベツ、たまに人参(擂ったものをあげるため)を買って帰る。

これを日々働いている人がまともにやり遂げるのは相当な努力が要ります。

10日以降は仲間を襲う可能性があるので多頭飼育は困難

育てづらい昆虫のBEST5に入るんじゃないかなと(苦笑)

でも彼らはとても賢いです。育ててみたらびっくり(゜д゜)!しますよ。

愛情が湧きます。

如何ですか?

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思いが届いたら

2014-05-05 23:48:57 | 2014
こうしてブログを書き始める時にふと思うことがあります。

ノンフィクションで物語を書くと

自分には稀で奇跡的な出来事が訪れたことや

幸せが降り注いでいる瞬間の気持ちを表すのに

心を弾ませていたりするもので

一方で余りに残酷で癒えない傷や

どうしてこんなことになるのだろうと思える不運な事柄は

書きつづる時には胸を裂かれるように感じます。

今日はどのような気持ちで書いているのかというと

生命の神秘に感謝しながら、その姿を見て癒されていて

不運な出来事が起こらないよう祈っているといったところでしょうか。

え?いまいち何を言いたいのか分からない?

じゃあ簡単に

姫の子どもが生まれて嬉しい(∩´∀`)∩



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