![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a1/33e7d9249fc7dd9f78b774fd53354328.jpg)
3回目の脱皮を終えた姿です。
前回の画像でこの子が♀さんと分かっていた方は流石です!
僕は間近で見ているので知っていましたが2齢の終わり頃だと判別できます。
2齢の時期は自我が強く出てくる頃でもあり性格や個性も理解できるようになります。
例えば日当たりの良い場所でもキリギリスが好むポジションがあって
自然と皆そこに集まってひなたぼっこをします。一見仲良さげです。
でも触覚や足が触れ合うと後ろ足や前足を動かして相手に「近づくな」行動を取ります。
温和なキリギリスは第2ポジションに行くのですが
短気なキリギリスだと頭突きをして相手を落とし、場所を奪い取ります。
という訳で、前回もお話しした通り、僕は2齢から3齢の頃が同居の限界と判断しています。
このような状態で無防備な脱皮を始めたら運が悪ければ食べられてしまいますので。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a6/9bbfa4dea6111237a416c9fa7e10a001.jpg)
因みにこの子はジリジリ近づいて相手に圧力をかけ続けて事を済ませるほうで
実戦は無いにしてもキリギリスの中では何かが強いのでしょう。
結局14匹のうち残した1匹はこの子になりました。
本当は1匹だけ残したつもりだったのが、間違えて13匹のほうを残してしまったようで
次々と生まれる子供たちに目がとび出るくらいビックリ(゜д゜)!して
慌てて1匹だけの埋めた鉢を取りに行って
でも残したのはお母さんである「姫」が産みながらも埋めるのに失敗した卵の子ではなく
この子になりました。
鉢に1匹だった子も含め他はお母さんが生まれた場所に戻っています。
埋めるのに失敗した子は産まれてから1番元気でした。敏捷で食い意地が張っていて
キリギリスの子の典型でした。
可愛かったですよ。
でも残したのは この♀さん。
♀さんは自分が脱皮する夜、指から離れなくなり同居のケースに戻ろうとしませんでした。
こちらも妙な勘が働いてその夜だけ個室にしてあげて
予想通り脱皮をして事なきを得てからというもの
タンポポには乗らない
世話中の動く僕の手に掴まって離れない
手の上で食べ物をあげないと(ケースの中以外では)何も食べない。
不思議な子だったからです。
今でも哀惜入り混じる奇跡のキリギリス「めっすん」に似ている気がして
似ているのが今だけでも僕は全然構わないからさ
もう少し一緒に過ごしてみようよ。
ね
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