katydid's blog

ハネナガキリギリスが住んでいるところに生息しています。

Nothing foreverness

2015-09-22 13:40:52 | 2015
誰でもそうだと思いますが

辛くてもその気持ちは飲み込んで相手に厳しいことを言わざるを得ない時って

ありますよね?

僕もそうです。

時として揺るぎない自分を持っていなければ、生きていくのがかえって辛くなる。

だからこそ?なのですが

僕はこのブログを書いているのをやたらに教えたりはしません。

親しい信頼できる友人にのみ知らせています。

それは余りにもお人好しで悲しみに弱くて、相手を思いやる純粋な愛情を

弱さとして見られるのが嫌だから

素直じゃないですねwww

本来の自分をさらけ出すのはここだけです。

で、何を書くか、6年前に決めたのはキリギリスとのこと。



僕と暮らしたキリギリス達には、僅かでも出会わなかった時より幸せになって欲しいんです。

食べるものが美味しかった、敵に襲われる心配がなかった、安心して産卵できた

何でもいい

そのためなら僕は出来る限りのことをしてあげたくなる。

世話疲れでベッドに辿りつけず眠ってしまうこともあるくらいに大切にします。

自分がしたくてしているのですから体力疲れなどへっちゃらです。

でも我儘だから無常さを感じるのは嫌でw

彼らとの日々が過去のものとなると

ふと こんなことを思うんです。



出来るだけ君たちの時間に歩幅を合わせたかった

同じ空を見上げて

同じ緑と土の中で

もっと一緒に風を感じて同じ空気を吸っていたかった

一緒に安らげる日々を1日でも長く過ごしたかった

なのにどうして

 

溢れんばかりの愛情

止むことなく自分の体に突き刺さる悲しみの刃

陽の光のように降り注ぐ幸せな出来事

声を嗄らして叫んでも止まらない時間

いつも背中合わせにしか抱けないけれど

もしかしたらこれが僕の望みなのかな

だとしたら限りなく薄い大きなガラスをいつまで落とさずに持っていられるだろう と



ふむ

脆いな

やっぱり僕は鋼のようになれない
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寂しさを乗り越えて

2015-08-15 17:13:54 | 2015
今年もキリギリス達とのお別れが近づいてきました。

運命的な出会いとは相手を幸せにできる出会いでもあり

今も♂君と♀さんは愛おしいですが、安全で仲間がたくさんいる場所に帰してあげようと思います。



栄養のあるものをお腹がいっぱいになるまで食べさせて

1日に1~2回は自由にさせて閉じ込められている感をなるべく解いて

日当たりの良い場所に驚かせることなく静かに動かして

できる限り住み良い環境にと心掛けました。

そのせいか彼らに警戒感は感じられず

自由にさせているのに何故か僕の背中や頭に登って離れずにいることもありました。

♂君が来た時に♀さんが首を曲げて僕を見たり

僕の声に反応して近づいてきて翅を鳴らした♂君の不思議さも

僕には通じ合えている証のように思いました。



思い出に胸が詰まったり

募る気持ちでどうしようもなくなったら

また書き綴るのだと思います。

この夏の一幕は動かしたくない腕を動かして

閉じようと思います。


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誰と誰とが仲良しなの?

2015-08-13 13:27:13 | 2015


こういう行動を目の当りにすると

つくづくキリギリスって予想外の賢さがあるのだなあと思います。

この瓶は食べ物用の受け皿を固定するためだけに入れたものてすが

窓を開けて風が強く吹き抜けた時に♂君が利用して取った行動です。

何かこの1~2年は♂君との信頼関係が強く感じられます。

♂君は家に来た時には大人しかったのですが

僕の声や動きにも動揺せずに落ち着いて反応するようになりました。

僕が近くに寄ったら僕の方を見て鳴き続けたり、手のひらで休むのも違和感なくしているような気がします。



一方♀さんはマイペースですね。



したくないことはしない、ごはんは好き、手のひらで休むの暇だし みたいな



う~む

男性とは互いに遊んだり信頼し合って騒ぎ合って喜び合って

女性とは何らかの必然性や利害関係がないとコンタクトさえ取れない

げ(・∀・|||)

気づいてみるとまるで人間社会での自分じゃないすか
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仲良くなりました!

2015-08-09 01:28:53 | 2015


何よりです。

初対面の時には♀さんが「いてもいなくても同じですー」的なスルーをして

ま まあまあまあ(;´∀`)♀さんは一週間くらいしないと卵巣が成熟しないし

♂君も彼女がいた訳じゃないよね?僕の背中にあたってくるくらいだから

何で僕がフォローして中に入るの?

♂君が鳴く方向を♀さんが向くまで別居させていたのですが

窓の外を見るような格好で半立ち状態で♂君を見だしたので同居させてみると

直ぐに交尾を ― またしづらいところで 

3回失敗したから横の竹ひごか下の流木に誘導しようとしたら

君たち普段大人しいのにもんのスゴい速さで散り散りに

僕がサイッテーみたいな後味

違いますよ僕はですねその気ならそこは無理だから君たちのために優しさをもって諾々(・。・;)

え゛~? …ゴメン…







2日続けてしたので♀さんは食事がまともに出来ないほどお腹が膨らみました。

なので少しの間また別居です。

キリギリスの場合、両方ともなるべく幸せにしたいとなるとどうしてもこうなってしまいます。



♂君 手の上で鳴いてくれた時風が迫ってくるような凄みを感じたよ 

振動で手が震えたもの(゜д゜)!

その力ある迫り方だと♀さんは断りきれないかも

君が凄すぎてやむを得ない対処だから

辛いだろうけど少しの間我慢して
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救いたかった命

2015-08-06 22:32:31 | 2015


前回お話しした偶然の必然

多分それは短い期間にそう何度も起こるものではなく

今回経験したことはもう一生ないと思いますのでお伝えしておきます。

今日も石狩の草原に行ってきました。

すると既に草刈りを始めていて明日には全域が終わると思える状況でした。

おそらく何千匹のキリギリスの命が散ったことでしょう。

僕は自分の家にはいない♂君を探しました。君らはもう限られた時間しかないぞと焦燥感を抱きつつ。

藪蚊や吸血アブがいるので化学繊維のテニスウェアと特長靴に麦わら帽子

この格好で気温30℃以上の場所を徘徊するので体力の消耗は激しいのですが

こんな時に限って1時間くらい経っても姿が見えない。

遊歩道をトボトボ歩いていたその時

何かが背中にバシッとぶつかってきました。

ん 遊歩道だし大きいカナブンかガムシかなと思って見てみると

キリギリスの♂君\(◎o◎)/!

こんな奇跡は ― 

そうか

偶然の必然

♀さんと同じだね。

性格は大人しく直ぐに仲良くなれました。



そんな君が大胆にも何故僕の背中に

こんなこともあるんだなあ

僕は嬉しい

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