明日が草原デビューです

昨日キリギリスの里に行ったら２匹のキリギリスの子どもと会いました。

私の見立てでは生後３日くらいだと思います。

そろそろ野生でも誕生しつつあります。

一般的に変温動物である昆虫が発育するには

１０℃以上の気温が必要なのだそうです。

ということは最低気温が１０℃であれば

何とか生きていけるとも判断できますので

明日お父さんお母さんがいた草原に帰してあげようと思います。

今でも可愛くて仕方ありませんが

過保護に育てて生き抜く力を失ってしまっては彼らのためにならないと思い

敢えて明日にしました。

う～む

でもねぇ

あの草原にそんなにごちそうがあるようには思えない。

この子達は大丈夫だろうか。

レ、レタスでも傍に置いてこようかな。

考えることといったら
おもいっきり過保護なことばかり
親たる私がしっかりせねば。

キリギリスの子どもは普段何をしているか

ありがちな姿を写してみました。




何処を食べようかな
迷っちゃうな～


？ぎゃあああ
うわわ　何やねん！


び、びっくりしたあ

　　　　　　　　　　　　　○○○○○　　　　　　　　　　　　　　


あのー
何してるのですか


日なたぼっこですよ
眠たいので
そっとしておいてください

　　　　　　　　　　　　　○○○○○　　　　　　　　　　　　　　

そしてたまにはキリリとポーズ

ハネナガキリギリスの幼生 ２週間目

子ども達が生まれてから２週間経ちました。

途中２匹が育ちませんでしたが

あとは皆元気です。

ある日菜の花を飼育ケースに入れてみたところ

一斉に群がって来ました。

びっくりしました。

こんなに好物だとは思いませんでした。

でも考えてみると

彼らは自然にあるもので繁栄を遂げているのですから

これは至極当然なことですね。

タンポポが咲き終わりつつありますし

彼らが喜ぶものを見つけられて良かったと思っています。

さて肝心の成長した姿はというと



こんな感じです。

鮮やかな緑色になり頭でっかちではなくなってきました。

何か考えているのでしょうか。

休んでまったりしているのでしょうか。

居心地が良ければいいのですが(´∀｀*)

また少し成長しました

２～３日前から脱皮するところをよく目にするようになりました。

動かなくなってからどのくらいの時間が経っているのか分かりませんが

背中が盛り上がり頭が出てきて最後に後ろ足を抜くまで５分くらいでした。

多くが自分で抜け殻を食べますが必ずとは言えないようで

そのまま残されていたりします。



残された抜け殻です

脱皮すると身体の色、特に緑色の深みが増して

体長も１㎝くらいになります。



大きくはなりましたが動くものを反射的に捕らえたりしないので

襲い合うことはありません。

この点は安心しました。

でも煮干しを細かくしたものを食べ始めたりもしています。

今後も注意深く見ていよう思います。

今はまだ親がいたところにバッタは見かけません。

なので草原に放してあげることも出来ません。

何とか気温が上がるまで全員元気でいてほしいです。



成長を見るのを楽しみにしていながら

全員が元気に巣立っていくのも願っていて

まるで親の心境です。

早く暖かくならないかな。

感動的なツーショット

逞しく威圧感さえあったソニア

♂も簡単には近づかない程の

大きな身体をしていました。



その子どもが今誕生しています。



キリギリスは自分の子どもを見ることなくこの世を去ります。

上のツーショットは

嬉しい奇跡と尊い感動を与えてくれます。

ソニア

今君の子どもを育てている。

大切にしているよ。