キリギリスを好きになったキッカケ
さて、何歳の頃で、なぜ好きになったのか思い出せない。
僕は、昆虫は好きだったけど、中には嫌いな昆虫もいたし
蜂になんかバンバン刺されて今でも嫌いだし
もちろん嫌いな虫でも敵対視するのではなくて
見かけると彼らは必死に生き抜いているし
それは大切な命に思えている。
僕たちは皆太陽の恵みを受け生きている仲間だから。
でも特に愛おしく感じているのが
このキリギリスとなっている。
思いは子どもの頃よりずっと膨らんできている。
大切に仲良くしていたい生き物になっているようで
夏、何週間か後には刈り取られてしまう草原に彼らがいると
それなら、刈り取られない場所に一緒に移動しないか
もしくは君達が過ごすべきこの草原よりは頼りないが
僕が作った家で一生を過ごしてみるのはどうだろう。
食べ物は一生に一度も当たらない栄養価の高い口にしたくなるものを
僕が用意しよう。天敵はいない。寒さは凌げるし長生きはできる。
こんなことを見つけたキリギリスに向けて思っていると
事実なのに何か苦し紛れな言い訳を言っているようにも思えてしまう。
時にこんなことが頭に浮かぶ。
それを天命としてもらっていいのだろうか。
僕がキリギリスを育てたいのは、こういった強迫観念ではなく
可愛くて世話をしたくて元気な姿を見ていたいからなのだけど。
キリギリスの幸せな生涯って何だろう。
気持ちが通じ合えていると確信したキリギリスは
自分の出来うるすべてを注ぎ手の中で息を引き取った1匹だけだった。
毎日手に乗せて背中を撫でていた。嫌がりもしなかった。
僕が口元に持って行く食べ物や飲み物を待っていたかのように口にして
お腹いっぱいになったら僕が戻すまでずっと手の中で横になっている。
これが当たり前になったいたのが1匹いた。
奇跡的な出会いだったと今でも思っている。
そんな君がいてくれた草原に新しい命が今年も誕生する。
君の兄弟か子どもか友達が生まれて
余りにも短い日々を懸命に生きることになるだろうが
やっぱり僕は出会いたい。
さて、何歳の頃で、なぜ好きになったのか思い出せない。
僕は、昆虫は好きだったけど、中には嫌いな昆虫もいたし
蜂になんかバンバン刺されて今でも嫌いだし
もちろん嫌いな虫でも敵対視するのではなくて
見かけると彼らは必死に生き抜いているし
それは大切な命に思えている。
僕たちは皆太陽の恵みを受け生きている仲間だから。
でも特に愛おしく感じているのが
このキリギリスとなっている。
思いは子どもの頃よりずっと膨らんできている。
大切に仲良くしていたい生き物になっているようで
夏、何週間か後には刈り取られてしまう草原に彼らがいると
それなら、刈り取られない場所に一緒に移動しないか
もしくは君達が過ごすべきこの草原よりは頼りないが
僕が作った家で一生を過ごしてみるのはどうだろう。
食べ物は一生に一度も当たらない栄養価の高い口にしたくなるものを
僕が用意しよう。天敵はいない。寒さは凌げるし長生きはできる。
こんなことを見つけたキリギリスに向けて思っていると
事実なのに何か苦し紛れな言い訳を言っているようにも思えてしまう。
時にこんなことが頭に浮かぶ。
それを天命としてもらっていいのだろうか。
僕がキリギリスを育てたいのは、こういった強迫観念ではなく
可愛くて世話をしたくて元気な姿を見ていたいからなのだけど。
キリギリスの幸せな生涯って何だろう。
気持ちが通じ合えていると確信したキリギリスは
自分の出来うるすべてを注ぎ手の中で息を引き取った1匹だけだった。
毎日手に乗せて背中を撫でていた。嫌がりもしなかった。
僕が口元に持って行く食べ物や飲み物を待っていたかのように口にして
お腹いっぱいになったら僕が戻すまでずっと手の中で横になっている。
これが当たり前になったいたのが1匹いた。
奇跡的な出会いだったと今でも思っている。
そんな君がいてくれた草原に新しい命が今年も誕生する。
君の兄弟か子どもか友達が生まれて
余りにも短い日々を懸命に生きることになるだろうが
やっぱり僕は出会いたい。