katydid's blog

ハネナガキリギリスが住んでいるところに生息しています。

自然色のドレス

2012-06-30 02:22:02 | 2012


これはなんでしょう?

このパターン以前にも使わせていただきましたが

我が子がドレスを纏いました。



嬉しく安堵しています。

勝手に思い込んでいたのですが

もし最終脱皮に失敗させたら、たとえそれがキリ自身に原因があっても

もうブログを続ける気力はありませんでした。

食事も毎日考えて、脱皮しやすい自作のケースを最終手段として使い

脱皮時の湿度を草原と同じくらいに保つのと同時に

草は茎が太く捉まりやすい葉を出しているものを選び

天井で脱皮しても成功する確率を高くするために網を張り

網の近くには掴まれるような背の高い草を用意して

細い草1~2本でも脱皮の邪魔にならないように振り分けて

考え得る限りを尽くして立体的にレイアウトしていました。



脱皮の前日には不足しているかも知れない水を飲ませた後

飼育ケースにいるキリを見ながら疲れ果ててそのまま寝てしまったくらいです。

参考になると思いますので読んでください。

例えばキリギリスはケースに入れっぱなしだと大腿部が反り返り

多少かも知れませんが脚力を失います。

極力そうならないよう外に出して一定時間好きにさせておくことも必要です。

もちろんそうしつつ、さらに毎日手のひらで暖めながら-

ありとあらゆることをして挑みました。

孵化した今年の4月からを振り返り

50匹の子どもを育て、そして1匹を見届けて

キリ達と一緒になって得た幸せが

今ここにあります。



ガンコさん

オス君

君達には見えていてほしい。

夕日を見る姿がこんなにも美しい君達の子が

ここにいるよ。



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まだまだ食欲旺盛

2012-06-24 00:51:54 | 2012
今日もニンジン、ミルワーム、巨峰の順でたくさん食べていましたので

少なくともあと3日は脱皮はしないでしょう。




キリギリスに食べ物を与えるときには

顔ではなく口に食べ物をそーっと近づけるのが良いです。

顔にべちゃっと食べ物をつけるのはNG、驚かせてしまうだけです。

我々が罰ゲームで顔にパイを投げられるようなものですから。

顔と言えば

やっぱり可愛いんだかそうでないんだか

何か微妙な顔なんですよねえ。



性格や頭の良さは保証できるのですが。

( ゜д゜)ハッ!そうか

愛嬌があって頭脳明晰

うん。

人間でも好かれるタイプじゃないですか。

うん…うん

そういうことにしておこう。





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カメラ目線

2012-06-19 00:33:55 | 2012


ガンコさんがやっていた首を曲げてこっちをみるしぐさです。

ここまで親と同じだと微笑ましいというか笑っちゃうというか

こっちを気にしてくれるのは嬉しいことです。



足がなっがいです。

これはひょっとするとガンコさん級になるかも知れません。

ただ、この子は最終脱皮の1回前で

2日半前から胃を空っぽにし始めました。

この段階でこれだけの時間を費やし耐える気力体力を持つ子は初めて見ました。

すごい子だと思う反面

最終脱皮の時にはどうなるのか

少し心配しています。




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成長

2012-06-16 02:23:42 | 2012


上の画像での成長から、最終脱皮2期前の脱皮です。



漸く顔が可愛くなってきました。

ガンコさんの子殆どに言えるのですが

もろ昆虫です!みたいな

アップにすると虫嫌いの人にはたまらないような顔でしたので。



これからが大変なところです。

栄養価を考え、十分に食料は与えながら、ミルワームを与えすぎず

健康な状態で最終脱皮に向かわせなくてはなりません。

脱皮は何をどうしても元々自身が失敗する可能性もありますので

何とか成功させたいです。

今度の脱皮が成功したとして、次の最終脱皮には

とっておきの自作のケースに4鉢の草を入れて

内側に網を取り付けて

出来る限り成功率を上げた状態にするつもりです。

結果は-1~2週間後のブログがあるかないかで分かるでしょう。





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思い出

2012-06-11 00:30:24 | 伝えたいこととして
カテゴリーを分けてまでお伝えした「奇跡的に出会えたキリギリス」

めっすんのことでひとつ。

彼女はケースの蓋を開けてもケースから出て来ませんでした、

僕の手が近づかないと動かなかったんです。

触覚で僕の手をなぞって、認識できると手のひらに乗り

そして指のほうに向かって歩き、そこで彼女は身構えていました。

何故かというと僕がミルワームをあげるからです。

僕が手のひらのほうにミルワームをポトンと落とすと

目にも止まらぬ速さでミルワームを捕らえに来ます。

食べ終わると彼女から少し離れたところにまたミルワームをポトン

同じように捕らえて食べます。

満腹になると手のひらで横になって寝そべっていました。

温かい手のひらで休むのが好きな子でした。

これが毎日、来る日も来る日も続きました。

彼女も分かっていた、共に暮らしていたパターンだったんです。

とても信じられる話しではないでしょう。

でも本当なんです。

それまで僕は、昆虫と分かり合えるなんて想像もしていませんでした。

それからです。よりキリギリスが好きになったのは。

あれだけ分かり合えて、遊び合えて、信頼し合えるキリギリスは

未だにめっすんしかいませんが

それでもキリギリスは大好きです。

因みにめっすんを家に連れてきた3日後に

めっすんのいた草原は開発局の年1~2回行われる草刈りで

全面綺麗に刈られていました。

僕が連れてこなければ多分-

運命ってあるのかも知れませんね。

2012年は全く予想が外れて、50匹近くが生まれ

生きていける気温になるまで育てて故郷に帰して

精根尽き果てそうになりましたが

やっぱり愛おしいですねえ。


写真はめっすんではありません。

今育てているキリギリスです。

この子も僕という存在は認識しています。

なかなか賢いですよ。


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