暇人のぐうたら日記

暇人がぐうたらな日々をつづる

進化と滅亡

2018-01-11 18:30:15 | 時事

アマゾンの創業者の個人資産が11.5兆円とマイクロソフトのビルゲイツの11兆を初めて上回った。株価高騰の恩恵の賜物らしいが、米国の買い物の8割がアマゾンから買っているというから驚きだ。しかし、今一番人手が不足しているのが宅配業者であるが、従業員は大した賃金を貰っていない。今や宅配業は宅配業者によって支えられている。もし、宅配業者が賃上げにより輸送コストを上げてくれば、宅配はかなりのダメージを受ける。だからと言ってわざわざ出かけてまで買う気にはなれない。可能性としては、購買自体を減らすだろう。そうなると、経済が立ち行かなくなる。そこで、ドローンの登場となる。陸がだめなら空がある。しかし、どこでも飛ばせるとなるといろいろな面で問題が生じる。プライバシー、騒音、安全性などである。実現性はかなり低い。ならば無人運転配送車となる。現在、一般道で社会実験が行われているが、実現するかは分からない。また、これらの導入が進んだ場合、人が必要なくなり、賃金は低下する。便利になればなるほど人の価値が低下し、デフレになる。日本が良い例である。モノづくりに固執し、製造業ばかりあるからデフレが止まらず、経済も人も減少傾向が続いている。宅配業は、なりたい仕事ではないだろう。しかし、ニーズは高い。介護士や保険士と同じである。生産性の低い所へ人が必要で、生産性の高い分野はコストが掛かるから機会に置き換わる。AIを積んだロボットが医療や学校など多方面で研究されている。薬剤師は必要なくなるだろう。また、教師も体育の教師以外はロボットの方が知識レベルで優れている。難しい問題でも瞬時に答えが出る。人間はロボットにデータを送る単純労働者となる。これらが、次世代に描かれている未来図なのである。

一握りの知能の高い人間だけが高い収入を得て生き残り、普通の人は価値がどんどん劣化していく。

おっと待てよ。人間が消費しなくなれば、誰が金持ちになれるのだろうか。お金も仮想通貨で取引されれば価値を失う。銀行も必要ない。人間は長い年月かけていろいろなものを破壊してきた。ついには、自らの存在を脅かしている。