暇人のぐうたら日記

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ユーロ崩壊の危機

2018-02-09 09:19:41 | たわごと

イギリスのユーロ離脱に始まり、イタリアがユーロ離脱を主張している。ユーロはドイツが一人勝ち状態でその他の加盟国に何ら恩恵はない。当初、貿易を活発にし、経済を良くする趣旨で始まったが結局のところ、技術立国のドイツの一人勝ちである。スペインでもカタルーニャが独立するという事件が起こり、英国でもスコットランドが独立を主張している。フランスもあまりユーロには賛成ではないはずだ。ヨーロッパは、アングロサクソン、ゲルマン、ラテン民族と異なる民族が国を形成している。さらに各国ともに独自の言語のもとに成り立ってきた古い歴史がある。ただ通貨だけを統一しても、文化が全く異なる国同士が同じ旗のもとにと言っても隔たりが大きすぎる。公用語は英語であるが、各国では英語を話せない一般人の方が多い。さらには、独自の文化を継承しようとする意識が高い。そうすると、このままでは一人勝ちのドイツに飲み込まれてしまうという不安が生じるのは明白である。ユーロはドルに対抗しようとして作られたが、ドルは手の届かない地位を確立してしまっている。もはや、ユーロの存在意味がない。一度流れ出た水をせき止めることは容易ではない。このまま崩壊の道を進むことになろう。