暇人のぐうたら日記

暇人がぐうたらな日々をつづる

日本のエンジニアは虐げられている

2018-02-10 11:37:28 | たわごと

日本で何故革新的な技術が生まれないのか。これは簡単なことである。企業は収益を優先する。だから、売れないものに時間と費用をかけることをしない。アマゾンやGoogleなどは、利益を開発投資し、次の技術を買うなり、開発するなりして企業を成長させてきた。それには人材が欠かせないわけだが、日本の場合は基本的に企業の経営のトップは事務屋がなるケースが多い。しかも、大学卒業で経営学修士などを持っている人材は極めて少ない。さらには、企業は技術者は修士号以上を採用する傾向にある。ところが、技術者は自らの主張はできない代わりに高い技能を要求されるケースが多い。そして、出来ない場合は、ダメというレッテルを貼られて一生を工場などの生産ラインで送ることになる。その他に、給料が破格的に低いということが挙げられる。技術者は修士号を得て就職しても、大概の場合、同期入社の社員とそれほど大きく給与は変わらない。そして、いつの日にか管理職となる頃に選別され、給与格差が生まれるようになる。この先はもう決められている。ダメとレッテルを貼られた技術者は、転職でもしない限り、給与がうなぎ登りに上がるということはない。また、成果を出したとしてもトンビに攫われてご苦労さんの一言で終わるケースもある。いずれにしても、日本のエンジニアは劣悪な環境で生きている。もし、今後、エリートとして技術を身に着けながらステップアップを図りたいのであれば、欧米の大学を目指し、そのまま外資系の企業に就職することである。

多くの日本のエンジニアは一種大企業に対する憧れを持っているが、そんなものは捨てた方が良い。今や、いずれも開発競争に乗り遅れたタダの集合体に過ぎない。