暇人のぐうたら日記

暇人がぐうたらな日々をつづる

人は何故平気で嘘をつくのか

2018-05-28 15:15:50 | 時事
最近、国会答弁を見ても、日大アメフト部の問題にしてもある世代の人たちは平易で嘘をつく。明らかに誰が嘘をついているか、一般的な常識を持ち合わせている人ならすぐにわかる。子供のころに嘘つきは泥棒の始まりと良く言われた。嘘をつき続けると、それが癖になる。そして、人を騙してお金をむしり取ろうとする。そういったことの戒めとして子供の頃に徹底的に教えなければならない。そこで、嘘をついている人を観察しているとある共通点が見当たる。まずは、年齢が60歳代前後の団塊の世代に当たる。次に、ある一定の地位を有しており、若いころは自由奔放が許されていた。さらには、自己保身を優先し、倫理観が欠如している。団塊の世代と言えば、学生運動や反社会的行動が参観であった。しかし、彼らは就職するなり、昇進し一定の地位につき、年功序列で上まで上がってきた。また、人口過密であったことから競争が激しく、如何に他人を貶めるかを考えなければならなかった。今の時代のように物が溢れておらず、物欲が強い。ステータスを求める傾向がある。彼らは、社交ダンスを習い、西洋風の洒落た生き方に憧れ、ゴルフだの接待だの、自分の懐は乏しいなりに会社の金で人生を謳歌した。彼らはプライドが高く、自分が間違っていると指摘されることを最も嫌う。そのような環境で育ち、ただ前を向いて進んできた彼らは、今になっても若い時の経験が忘れられず、他人を落とせば自分が這い上がる事しか考えない。そのためには嘘は方便であって、騙された人が悪いとなる。これは、普通の詐欺が最初から金銭を奪うために行う詐欺とは違う。だから、自分が嘘をついても、それは金銭目的では二からと正当化してしまう。嘘は泥棒の始まり、という教えを受けてこなかったためについには泥棒になってしまった。そんな人たちが、子供には道徳が必要であると言って、道徳に点数をつけようとする。今や団塊の世代が生産人口から外れ、年金受給者となり社会を圧迫している。それは単に金銭的なものだけではなく、彼らの持つ独特の倫理観までをも押し付けようとする。すべてが自らが正しいと勝手に決めてかかっていることも知らずに。もはや嘘は同路傍の始まりではなく、泥棒が社会の多くを占めるようになってしまったのかもしれない。