角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#037 「絆」

2015-03-11 23:50:53 | 私の嫌いな言葉
震災から1年、すなわち3年前、 世は「絆」のオンパレードでした。 けれど「絆」を口にしていた人々の内、 一体どれだけの人がその重さを背負い、 場合によっては犠牲を払う、という覚悟を持っていたでしょうか。 極少数の心配症に「配慮」して、 (本当はそれを言い訳にした事なかれ主義でしかないのですが) 瓦礫受け入れを拒否した自治体が、一体どれほど出たことでしょう。 下は当時の記事です。 情けない . . . 本文を読む

#027 「再生可能エネルギー」

2015-02-14 09:14:10 | 私の嫌いな言葉
「再生可能エネルギー」って言いますけど、 それって、ホントはどういう意味なんでしょう。 使ったエネルギーは再生しません。 使ったら使った分だけ、必ず失くなります。 小遣いも、1日1時間という約束のテレビ時間も、 使えばなくなります。 再生可能エネルギーというのは、実に政治的な翻訳言葉で、 Wikipediaによれば、 〈再生可能エネルギーとは本来、  「絶えず資源が補充されて枯渇するこ . . . 本文を読む

#025 「歴史修正主義者」

2015-02-07 12:37:00 | 私の嫌いな言葉
#024の続き。 安倍首相の歴史認識について。 いわゆる「村山談話」の「何処を認め、何を引き継ぐのか?」 談話が出された戦後50年以降には、 内外の機密文書が公開され、 埋もれていた自叙伝、回顧録が公刊され、様々な新事実が明らかになっています。 それでも自分の(本当はGHQや中共の、なんですが)歴史認識を全く「修正」出来ない人々が、 十年一日の如き議論を続けています。 衆議院予算委員会(2 . . . 本文を読む

#016 「グローバル・ヒストリー」?

2015-01-15 04:41:40 | 私の嫌いな言葉
早いもので、小正月。 なので(?)、正月を振り返ってみようかなと思います。 放っておくと、ついつい右方向へ傾いていってしまう私。 そこで、時々心を洗い、左へ引っ張ってもらうために、 選挙や、何か大きな事件があると朝日新聞を買います。 1月1日は、毎年買っているんです。 で、平成27年元旦の朝日新聞社説は、 〈グローバル時代の歴史「自虐」や「自尊」を超えて〉というものでした。 以下、導入部と結論 . . . 本文を読む

#009 「重く受け止める」

2014-12-29 08:42:17 | 私の嫌いな言葉
12月26日、朝日新聞社長らの記者会見は、 まあ、オモシロかった。 近頃は、大概の会見等はネットで全編見られるので、 新聞やテレビの切った貼った後のモノでは掴めない、 会見の全体像なり、雰囲気なども確かめられて、すごくタノシイ。 で、「重く受け止める」です。 「そうそう、そこだよ、問題は」という質問が出る度に、 大新聞の幹部たちによって繰り返されました。 慇懃無礼とは、こういう態度を言うん . . . 本文を読む

#003 「気持ちは解るよ」

2014-12-18 20:37:26 | 私の嫌いな言葉
「うん、うん。気持ちは解るよ」 と、気軽に言う人がいます。 「いい人」なんだろうと思います。 でも、じゃ、気持ちを解ってくれて、何かしてくれるのか、 というと、 ほとんどの場合、何もしないんです。 何故って、 たぶん、話の内容を「理解」しているだけで「共感」してないから。 でもまあ、そういう人は、 みんなの友達になろうとして、誰の友達にもなれないだけだから、 放って置きましましょう。 放って . . . 本文を読む