自分が『カワイイ』と
思った短いスカートによって
性犯罪を誘発してしまいます。
自分だけでなく、
仲間・友達のために
出来ること。
痴漢に気をつけて!
・・・という、2012年に作成・掲示されてきたポスターの文言が、今になって問題になり回収騒ぎになっているそうです。そのココロは「被害にあう女性側にも非があるとの意味」になり、「大変ご不快な思い」をする人がいる「配慮に欠けた表現」だから、らしいんだけれども。
いや、ちょっと待って。
このポスターは「痴漢に気をつけて!」というところを一番に言いたいわけで、いわゆる啓蒙活動の一環であり「防犯意識の投げかけ」に主眼があるんですよね? だったら、被害者にも非があるかのような、あるいは、被害にあった人が不愉快に思うような表現になるのは仕方ないって気がするんですけど。「夜道を一人で歩くのはやめましょう」にしたって、夜道を一人で歩いていた被害者が悪いという意味になるし、それで被害にあったことがある人は不愉快に思う場合だってあるでしょう。
確かに「短いスカートによって性犯罪を誘発してしまいます」との断言には、まあ多少口が滑った感はありますが、かと言って、絶対に間違いということでもないような気がしますよ。世の中には、それこそいろんな人がいますから。ワタクシ自身は、短いスカートにソソられるよりも萎えることの方が多いんだけれども(こういう言い回しがまた「意識高い系」の方々には我慢できないんでしょうけれども)。
で、話は飛びますが(いや実は地続きなんですが)、「ちょうどいいブスのススメ」というTVドラマのタイトルが、これまた世の批判を受けて「人生が楽しくなる幸せの法則」に変更されたという出来事もありまして。コレなんかは、ホント、バカバカしいの一言ですよ。
ポスター文言にしろドラマタイトルにしろ、「ん?」とか「え?」とか思わせてナンボのはずです。大多数の人にとって「ちょうどいいブスのススメ」なら「おっ」とくるけれど「人生が楽しくなる幸せの法則」なんて言われた日には「何じゃそりゃ」ってなるでしょ。少なくともワタクシはそう思います。
いわゆる炎上の常として、実際には極々少数の「意識高い系」な方々が(大抵の場合片言隻句を取り上げ)何かを言って、そこにいろんな意見が殺到して騒ぎになっているわけなんだけれども(ワタクシもその一人なのかもしれないんだけれども)、そういう現象自体は「自由にモノを言える」社会の証明であって、まあ、喜ばしいことではあります。しかしながら、その現象が「お詫び」やら「回収」やらに繋がるとなると、それはやっぱり「自由にモノを言えない」社会の出現であり、ちょっと面倒で、何なら怖いことでもあります。
カンコー学生服やら読売TVやら(あるいは日本政府やら)、反撃されることはまずない相手だからって安心して口撃していると、将来しっぺ返しを喰らうのはアナタご自身かもしれませんよ、とか思います。ワタクシ自身、そういう方とはあまりお友達になりたくないし(ただし、相手が石破茂クンや枝野幸男クンなら許す)。
ということで、結論。
「全ての皆さまにご不快な思いをさせることがないよう」にしようとするなら、何も言えないし何も書けません。というか、その割に(自分もそうかもしれないけど)不快な思いをさせる人、配慮の足らない人、沢山いますよね? この6年7年のうちに、世の中随分と進歩し、そして退化しました。
件のポスター、きっぱりと断言するのではなく「自分が『カワイイ』と思った短いスカートによって性犯罪を誘発してしまう、かもね」くらいにしとけば良かったのかな、と思ったりする今日此の頃です。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
〈当該ポスターにつき、女性蔑視や軽視を意図するものではなく、性犯罪が生じた場合、犯罪責任はすべて加害者にあり、被害者には何も落ち度がないことを前提とした上で「防犯意識の投げかけ」をすることを目的としておりました。しかし、「短いスカートが性犯罪を誘発」との表現は、ご指摘をいただいております通り、被害にあう女性側にも非があるとの意味と捉えられます。このような表現を目にされた方々に大変ご不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。「生徒の皆さんを守りたい」という想いで行ってきた活動が、このような結果になってしまったことを深く反省しております〉
*カンコー学生服:お詫びとご報告
→https://kanko-gakuseifuku.co.jp/news/1805
こちら(↓)件のポスター見られます。
*togetter:「短いスカートが性犯罪を誘発」学生服メーカーのポスターが回収へ「ミニスカ悪いって誤解消えろ」「どこが問題なのか」など
→https://togetter.com/li/1309642
〈「炎上したときにしてはいけないこと、それは中途半端な対応をすることです。タイトルだけ変えればやりすごせると考えるところに、局側のズレを感じざるを得ません。非難の対象はタイトルだけでなく、“男性の価値観に合わせることでやっと女性が幸せになれる”と感じさせるテーマそのものにもあります。なのに『幸せの法則』と改名するのは、むしろ逆効果なのではないでしょうか」〉
*女性自身:ドラマ「ちょうどいいブスのススメ」改名後も非難殺到の理由
→https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1696744/
*読売テレビ:人生が楽しくなる幸せの法則
→https://www.ytv.co.jp/shiawasenohousoku/
思った短いスカートによって
性犯罪を誘発してしまいます。
自分だけでなく、
仲間・友達のために
出来ること。
痴漢に気をつけて!
・・・という、2012年に作成・掲示されてきたポスターの文言が、今になって問題になり回収騒ぎになっているそうです。そのココロは「被害にあう女性側にも非があるとの意味」になり、「大変ご不快な思い」をする人がいる「配慮に欠けた表現」だから、らしいんだけれども。
いや、ちょっと待って。
このポスターは「痴漢に気をつけて!」というところを一番に言いたいわけで、いわゆる啓蒙活動の一環であり「防犯意識の投げかけ」に主眼があるんですよね? だったら、被害者にも非があるかのような、あるいは、被害にあった人が不愉快に思うような表現になるのは仕方ないって気がするんですけど。「夜道を一人で歩くのはやめましょう」にしたって、夜道を一人で歩いていた被害者が悪いという意味になるし、それで被害にあったことがある人は不愉快に思う場合だってあるでしょう。
確かに「短いスカートによって性犯罪を誘発してしまいます」との断言には、まあ多少口が滑った感はありますが、かと言って、絶対に間違いということでもないような気がしますよ。世の中には、それこそいろんな人がいますから。ワタクシ自身は、短いスカートにソソられるよりも萎えることの方が多いんだけれども(こういう言い回しがまた「意識高い系」の方々には我慢できないんでしょうけれども)。
で、話は飛びますが(いや実は地続きなんですが)、「ちょうどいいブスのススメ」というTVドラマのタイトルが、これまた世の批判を受けて「人生が楽しくなる幸せの法則」に変更されたという出来事もありまして。コレなんかは、ホント、バカバカしいの一言ですよ。
ポスター文言にしろドラマタイトルにしろ、「ん?」とか「え?」とか思わせてナンボのはずです。大多数の人にとって「ちょうどいいブスのススメ」なら「おっ」とくるけれど「人生が楽しくなる幸せの法則」なんて言われた日には「何じゃそりゃ」ってなるでしょ。少なくともワタクシはそう思います。
いわゆる炎上の常として、実際には極々少数の「意識高い系」な方々が(大抵の場合片言隻句を取り上げ)何かを言って、そこにいろんな意見が殺到して騒ぎになっているわけなんだけれども(ワタクシもその一人なのかもしれないんだけれども)、そういう現象自体は「自由にモノを言える」社会の証明であって、まあ、喜ばしいことではあります。しかしながら、その現象が「お詫び」やら「回収」やらに繋がるとなると、それはやっぱり「自由にモノを言えない」社会の出現であり、ちょっと面倒で、何なら怖いことでもあります。
カンコー学生服やら読売TVやら(あるいは日本政府やら)、反撃されることはまずない相手だからって安心して口撃していると、将来しっぺ返しを喰らうのはアナタご自身かもしれませんよ、とか思います。ワタクシ自身、そういう方とはあまりお友達になりたくないし(ただし、相手が石破茂クンや枝野幸男クンなら許す)。
ということで、結論。
「全ての皆さまにご不快な思いをさせることがないよう」にしようとするなら、何も言えないし何も書けません。というか、その割に(自分もそうかもしれないけど)不快な思いをさせる人、配慮の足らない人、沢山いますよね? この6年7年のうちに、世の中随分と進歩し、そして退化しました。
件のポスター、きっぱりと断言するのではなく「自分が『カワイイ』と思った短いスカートによって性犯罪を誘発してしまう、かもね」くらいにしとけば良かったのかな、と思ったりする今日此の頃です。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
〈当該ポスターにつき、女性蔑視や軽視を意図するものではなく、性犯罪が生じた場合、犯罪責任はすべて加害者にあり、被害者には何も落ち度がないことを前提とした上で「防犯意識の投げかけ」をすることを目的としておりました。しかし、「短いスカートが性犯罪を誘発」との表現は、ご指摘をいただいております通り、被害にあう女性側にも非があるとの意味と捉えられます。このような表現を目にされた方々に大変ご不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。「生徒の皆さんを守りたい」という想いで行ってきた活動が、このような結果になってしまったことを深く反省しております〉
*カンコー学生服:お詫びとご報告
→https://kanko-gakuseifuku.co.jp/news/1805
こちら(↓)件のポスター見られます。
*togetter:「短いスカートが性犯罪を誘発」学生服メーカーのポスターが回収へ「ミニスカ悪いって誤解消えろ」「どこが問題なのか」など
→https://togetter.com/li/1309642
〈「炎上したときにしてはいけないこと、それは中途半端な対応をすることです。タイトルだけ変えればやりすごせると考えるところに、局側のズレを感じざるを得ません。非難の対象はタイトルだけでなく、“男性の価値観に合わせることでやっと女性が幸せになれる”と感じさせるテーマそのものにもあります。なのに『幸せの法則』と改名するのは、むしろ逆効果なのではないでしょうか」〉
*女性自身:ドラマ「ちょうどいいブスのススメ」改名後も非難殺到の理由
→https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1696744/
*読売テレビ:人生が楽しくなる幸せの法則
→https://www.ytv.co.jp/shiawasenohousoku/
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