#042 原発じゃなきゃ何でもアリ？

産経新聞H.27-3/25大阪6版からです。

記事では、火力発電の定期点検を、
「冬季の供給力を確保するため」昨年10月からこの4月へと延期し、
「今夏の電力需要の安定を図る狙い」で、さらにまた10月まで再延期する、
と説明しています。

そりゃそうなんでしょうけど、
つまりは、原発が停止しているから、なんですよね？

関西電力はもともと原発依存度が高かったわけで、
現状、背に腹は変えられないということでしょう。

関西に限らず、電力会社（の現場）はホント偉いと思います。

東日本大震災で、福島第一原発が被災（！）して以来、
どれほど叩かれても、何があっても「電力安定供給」に怠りなしですもん。

原発動かすな、再生可能電力買い取れ、
料金上げるな、給料もらいすぎだ、etc. etc.

普通の人間なら
「そこまで言うんなら、いっぺん停電さしたる」
ってなりそうなもんですけど・・・

これで、
点検する余裕もないまま事故でも起きたらどうするんですかねえ。

もちろん、関西電力が、ではなく、
「原発停止してても誰も困っていない」なんて無責任なことを言う人が、です。

電力会社に知り合いはいませんが、

彼らが、ずっと死に物狂いで頑張っている。
それで、ようやく供給が成り立っている。

ということを、
よくよく考えてあげた方がいいと思います。

ちなみに、電力の現場については、
（↓）『誤解だらけの電力問題』竹内純子（ウェッジ）が面白かったですよ。