昨日、杉田成道監督の文章が好きと書きました。
「北の国から」や吉岡秀隆さんのことを知ることができるのもうれしいのですが、文章が文学的な香りがするところに惹かれます
こちらのインタビューや『北の国からへの手紙』の「はじめに」と題した前書きには、中原中也の詩を引用していました。
インタビュー
(ここに書かれている、「北の国から裏ビデオ」というものが存在するならばみてみたいものです)
杉田監督が吉岡さんについて書いたもので、一番心に残っているのは、婦人公論の「吉岡秀隆 富良野からの便り」という記事に寄せた「聖者の君よ」という文章です。
『・・・「三十までは生きられないよォー」時々、君はこうつぶやく。自分の生存がどこか不確かなのだろう。・・・君の苦痛に満ちた表情は、人生に無垢だった時代を呼び覚まし、幸福感に浸してくれる。・・・』(婦人公論 1995年6月号 杉田成道監督)
「秘密」の頃ですね。
最初に読んだ時は、感動しました。
25歳の頃の吉岡さんの純粋さ、繊細さがとてもよく伝わってきます。
短い文章ですが、大好きです。
写真は、「秘密」つながりで・・・、「石の家」にある柱時計です