風もないのに
ひとりでに揺れるハンモック
懐かしい香りはレモンパイ
確かに グランマはここにいる
このハンモックは
グランパから 僕への贈り物
小さな頃 手作りしてくれたんだ
嬉しくてたまらなかった僕は
グランパにおねだりして
ハンモックの上で よく遊んでもらったっけ
鳥のさえずる朝も 三日月の夜も
いつも いつも グランパと一緒に
グランマといえば
庭の隅にある 白いベンチに腰掛け
温かいミルクを注ぎながら
グランパと僕の為に
焼きたてのレモンパイを用意して
幸せそうに眺めてた
優しい時間は あっという間に過ぎてゆく
季節は流れ 大人になった僕
ハンモックはひとりぼっち
そんなある日 グランパが星になって
グランマもひとりぼっち
ふさぎ込むように空を見て
みるみるうちに小さくなって
見えない誰かに語りだした
とても幸せそうに
とても嬉しそうに
それからのグランマは
朝から晩までハンモックの上
パパもママもどうしようも出来ないほど
その場所から離れるのを嫌がって
あの頃 僕が読んでもらった数冊の本と
ママが作ったレモンパイに囲まれ
ゆりかごのように揺れながら
星を見て 空を見つめて 夢を見てた
そこにグランパが居たんだよね
きっと 見えてたんだよね
そして 幸せそうな寝顔で
グランマも星になった
風もないのに
ひとりでに揺れるハンモック
懐かしい香りはレモンパイ
確かに グランマはここにいる
あの日から
ずっと ここにいる
風香
(※グランパ-祖父 グランマ-祖母)
皆様、こんばんは
長崎は久しぶりの雨でした
雨音を久しぶりに聴いた感じがしました
今日は、友達のまりちゃんが
バナナケーキ作ったそうで写真を送って来てくれました
まりちゃんは、お料理がとっても上手
これまで美味しいお菓子やお料理を食べさせてもらいました
バナナケーキも素晴らしいです
なんちゃってヒトミキッチンとは大違い
ほんと、美味しそうです
この連休、皆様の中では、
お料理やお裁縫などを楽しまれる方もおられると思います
私も家で楽しめることを考え過ごしたいと思います
それでは、いつもご覧くださいまして、
本当にありがとうございます
hitomi