手編み教室アム・アモから

我孫子と取手の手編み教室アム・アモ発信の手編みのお話。
お教室でも、おうちでも、毎日手編みでいっぱいです。

我孫子手編み教室アム・アモ便り

2021年11月27日 | ニットカフェ

ー手編み教室アム・アモからお便りー

 11月も終わり近くになりました。急に冬らしくなり北国からは雪の便りが届き始めました。いちょうの紅葉がとれもきれいです。

 

―手編みニットー

コロナ下でお休みしていたお教室を10月から再開しました。久しぶりにお会いする皆さんはとてもお元気そうでした。出かけられないので手編みが趣味で良かったと言われる方が多くて嬉しくなりました。


 夏糸のセーター。パピー毛糸のパロールという糸を使用しています。ラグラン型のとても着やすい形です。

 同じく夏糸のセーター。細くて華奢な方なので体形に合うセーターがなかなか無く、手編みはご自分のサイズで作れるのでうれしいとの感想でした。

 

 上の2枚のチュニックは透かし編みと裏編みを組み合わせた模様構成の作品です。どちらも下から編みますが、透かし模様の間の裏目を少しづつ減らしていくことで自然なAラインのシルエットの作品に仕上がりました。黄色いチュニックはヨーク部分の模様を変えていて、より変化のある編み地になっています。

 模様が沢山入ったセーターです。まさに手編みのだいご味という感じの素敵なセーターです。
今年はこのフィッシャーマンセーターが流行のようで、かわいく着こなしている若い方を見かけるようになりました。

 

 手編みの本、ヨーロッパの手編みの2018年冬号掲載の作品です。
この本はパピー毛糸を使用した作品集です。毎回素敵な手編み作品が掲載されていて、お教室でもとても人気があります。本の中の作品を作る方も沢山います。

 

 御主人用に編まれたVネックのセーター。ダイヤ毛糸エポカを使用しています。色はご主人が選ばれました。とても素敵な色のチョイスですね!

 島田俊之さんの編み物の本、裏も楽しい手編みのマフラーに掲載されている作品です。一見縄編みの連続模様ですが
実は間に一目ゴム編みを何段も編んでいて島田さんらしいサプライズのある編み地です。極細程度の細い糸2本どりで編
間れていて、編むのは大変だったと思いますが、色も編み地もつけ心地も最高の一枚に仕上がりました。


我孫子手編み教室アム・アモからお便り おこもり中の手編み1

2021年03月27日 | ニットカフェ

手編み教室アム・アモからお便り

 気が付くといつの間にか桜の花が咲き始めていました長持ちしてくれるといいのですが。

 

お教室の作品から

 コロナ下で中々集まることはかないませんが、おこもりの間も皆さん沢山の作品を作られていました。

 このベストは裾がふっくらとした玉編みで厚みがあり、ちょっと珍しい編み方でした。
 こうして気に入った縁編みに出会ったら、編み図をとっておいて次の作品に応用してみましょう。

編んだものの記録をとっておきましょう!

 一本の糸から形を作り上げていく手編みは、時間もかかる膨大な作業です。作品ごとに記録を残し
ておくと経験を次の機会に生かすことができます。
 
 *編み図は財産です。本掲載の編み図ならコピーしてとっておきましょう。
 使用した糸を少し編み図に貼っておくと、どの作品の編み図かすぐわかります。
*使用した糸の品名、メーカー名を記録
 (糸を包んでいるタグにはその糸に関する情報が沢山載っています。一枚とっておきましょう)
*使用量を記録する
  出来上がりの全体量を台所の計りではかり、書いておきましょう。できれば身頃、袖、というふうに部分部分が出来た時にパーツ毎に計り記録しておくと、糸が足りなくなった時等に役に立ちます。
  
  

来月90才を迎える立子さんの作品です

 編み図では編みやすいように両脇は模様を入れていませんでしたが、立子さんは頑張ってご自分でやり方を考え全体の総模様にしました。こうして一枚づつじっくり考えながら工夫をして編まれること、きれいな仕上がりをめざして編み直しをされたりと、毎回頭と手をフル回転されているのも今のお元気のもとでしょうか。
 頑張れば90才まで手編みを楽しめそうで心強く思えます。 

 


ブルーの糸で編まれた暖かそうなスエットパンツ。後ろに2つのかわいいポケット付きです。

 

 編む量も多く完成まで手間がかかったようですが、色々な着こなしが楽しめそうな、はおり物が完成しました。

中々仕上がらなかった作品も完成しました。

 リフォームの途中で挫折しそのままになっていましたが、やっとできあがりました。

お孫さんのチュニック

 編みこみの色合いはお嫁さんと一緒に考えられたそうです。お母さんの想いが形になって素敵な作品になりました。

 


我孫子手編み教室アム・アモから9月のお便り 3(楕円の編み方)

2019年09月27日 | ニットカフェ

*今日のお教室より*

 今日、茶処竹山さんでニットカフェを開催しました。月1回のひよこさんクラスです。(主に初心者の方のお教室です)
 アム・アモの作品展も開催中なので、参加の皆さんにも見ていただいたり、私から説明したりと、楽しい時間になりました。今日のレッスン内容から少しお話します。
 

 かぎ針で楕円に編む際の考え方

 今日参加の方で、靴下を編みたい方がいらっしゃいました。靴下を編むには、色々なやりかたがありますが、持参された編み図では、足先を楕円に編み、足首に向かって編み上がるやり方でした。
 かぎ針で円や楕円に編む時の私なりのやり方をお伝えします。

 

 楕円に編む場合は、大体上記のような編み図になっています。大きさに合わせて目数は変わりますが、考え方は同じです。

 編み方としては、作り目のくさりを編んだ後、立ち上がりの目から、編み図を見ながら1目1目編み始めるのが一般的です。でも編んでいくうちに、どこを編んでいるのか、目を増やす場所がここでいいのかなど、あれ?と立ち止まることが往々にあります。
 まずは、編み図を見ながら、全体のかたちを把握しましよう。
 上の写真の編み図をご覧下さい。2枚とも真ん中の作り目のところは、同じ数のまま平らになっています。(赤い線の内側)形が変化しているのは、左右の両端のところです。
 初心者の方は、今編むところだけに目が行きがちですが、ちょっと視野を広げて、最初に編むものの全体像をつかんで、今は全体の形の中のこの部分を編んでいると把握するのも大切です。


 編む形が理解できたら、編み始めます。真ん中の作り目の部分(上図の平らな部分)は上下とも最後まで必ず作り目と同じ目数を編みます。(目数を毎回確認する)できれば作り目の始めと終わりの所に印をつけておくのがベターです。

 平らな部分が編み終わったら、次に端の増やし目の部分に進みます。今度は1目目から、編み図の指示通リに丁寧に編みます。
増やし目の部分を編む時は、どうしても前の段の記号が目に入ってきますが、最初のうちは、見るのは今編んでいる段の記号だけにしましょう。1目1目右から左へ記号を見ながら編みます。

 
 端の部分を編む時一番
大事な事は、編み図に書かれている数を確保することです。

 始める前に編み図を見て、端の増やし目の部分では、1段目は何目、2段目、3段目は何目になると、その段でできる目数を書き出しておきましょう。はじめから段毎の数が書かれている編み図もありますので、チェックを忘れずに。そして、左右の端を
必ずその目数になるように編みます。
 
 もし編むうちに増やし
目の位置が少々ズレても、とりあえず、編んでいる段の決められた数に合わせておくのが大切です。これは丸く編む時も同じです。目数が違うと、次の段以降も間違って、最終的には望む形にはなりません。手編の糸は伸縮性があるので、少々増やし目の位置が違うくらいは、全然OKです。と、思っておきましょう!
 最終段の数は特に気をつけてチェックして出来上がりです。数さえ合っていれば、次の作業にスムースに進めます。

 以上が私なりの楕円の編み方のポイントです。楕円は、バッグや、小物入れの底の部分として使われることが多いので、気軽に作れるようになるといいですね。
 
 
 今日の手編み

 

 パピー毛糸の秋冬コレクションのペナ使用。ヨーロッパの手編みという本に載っているセーターで、とっても暖かそうでです。本当にきれいな明るい色です。

 こちらも同じヨーロッパの手編みに載っている作品です。かぎ針のジャケットというのが珍しいですね。編み方は伝統的ですが、シルエットはとてもしゃれています。細部まで今風にねられたデザインで、さすがこの本が人気あるのもわかります。

 

 いつも外国製の糸を取り寄せて手編みを楽しんでいる方の作品を、他の方に着いただきました。
一見シンプルなカーディガンですが、外国の有名なデザイナーさんの編み図を用い、とてもこった編み方です。前の部分は、まっすぐですが、首にきれいに添っています。グレイッシュなピンクのツィードの糸で、とてもキレイな色合いでした。

 

麻と綿の混紡の糸で編んだストール。黒色は編みづらいですが、やはりすてきです。

 

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ニットカフェ我孫子アム・アモ7月開催日時

2016年06月25日 | ニットカフェ

手編み・ ニットカフェ 7月開催予定

場所: JR我孫子駅南口徒歩1分  茶処 竹山

日程: 7月12日(火)、7月22日(金) どちらも10:00~12:30

参加費(1回): レッスン料 760円  場所代・お茶代として 860円

                   (メニューよりお好きな物をお選び下さい) 

教材費: 材料はお持ちください。ご希望の方には、各メーカーの糸を割引でお取り寄せします。

内容: 内容は自由です。

          ⁂ 当日のご見学、大歓迎です!気軽にお立ち寄りください。


取手・手編み・ニットカフェのご報告

2014年11月07日 | ニットカフェ

取手ONEデイ

10月27日に”010 Gallery & Studio”さんで、第2回ニットカフェを開催しました。

 

 

参加の皆さん、それぞれお好きなものを編んでいます。

簡単・速く出来上がるもので、「気軽に手編みを楽しみたい。」というSさんは、今回は、すぐ編めて出来上がりもすてきな糸でマフラー作りに挑戦しました。

「あら、私でもすぐできるわ。」と楽しそうに編まれていました。

 

           

前回参加で、生まれて初めて編み物を始めた若いTさんは、かぎ針編みが随分上達しました。

かぎ針の長編みでターバン風に編み、それを縮絨(”しゅくじゅう”と読みます。ニットを洗濯機などにかけ、縮めてフェルト化し、いろいろな作品に応用します。)して、他の材料と合わせ帽子を作りたいとのことです。

面白いですね!

手編み可能性が色々広がるのは、とても楽しみです。

 

何十年ぶりに手編みをされたIさんですが、すぐに感がもどって針がスイスイ動いていました。

昔、どこかで聞いた言葉ですが、編み物と自転車と水泳は、一度できると体が覚えるのでしばらくぶりでも、すぐにできる。とのことです。長年、編み物をされる方と接していてこの言葉って当たっているなぁ…と思うことが良くあります。

しばらく編みものをされていない方でも大丈夫です!久しぶりに編み物を始めて見ませんか。

 

 

次回、11月の開催は、

日時:2014年11月17日(月)  13:00~15:30

場所:010 Gallery & Studio (マルイチマル・ギャラリー&スタジオ)

   TEL: 0297-95-2121  11:00~19:00(火曜日休み)

(取手駅から徒歩8分。国道6号と294号のT字路交差点手前、294号沿い。駐車場有)

会費:1,500円(お茶とケーキ付)

 

当日、直接お店にお出かけ下さい。

毛糸と手持ちの編み棒(棒針、鉤針)をお持ち下さい。

ご希望の方には、糸の販売もいたします。(1種類、各色有。1玉300円。5玉1,250円)

 

手編み教室 アム・アモ