手編み教室アム・アモから

我孫子と取手の手編み教室アム・アモ発信の手編みのお話。
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我孫子手編み教室アム・アモ便り 手編み作品と手編みのお話

2022年01月13日 | 今日の手編み

我孫子手編み教室アム・アモ便り
手編み作品と手編みのお話

 久しぶりに雪が積もりました。写真は近くの神社の駐車場の雪景色です。古い大きな桜の樹が何本かあり、雪を被った桜の樹も素敵でした。

 におい桜というお花です。花の色も素敵で、つぼみもコロンと丸く愛らしい形をしています。名前のように甘く優しい香りがします

 におい桜の花言葉は、優美な人、しとやか、清純な心等で、可憐な花の感じにピッタリです。

ーモチーフのベスト

 幅16㎝位のモチーフをつないだかぎ針編みのベストです。糸はダイヤ毛糸のアンフィニという糸です。

 アンフィニは今年度新発売の糸で、軽く編みやすい太さで高級感もあり、ダイヤ毛糸らしい大人のグラデーションが楽しめます。

―Aラインのチュニック

 チュニックは着やすいので編む方が多い形です。裾に向けて少しAラインになっている方が、スタイルよく見えて、体形も隠せるので人気があります。
 
 Aラインのチュニックは、胸のあたりから広げると、可愛らしくなりすぎるので、全体の半分から下位を広げた方が落ち着いた形になります。

 簡単な広げ方としては目数は変わらず、針を大きくして編みます。針は2号変えると1割くらい大きさが違ってくるので、これを利用して簡単に大きさの調整が出来ます。

 例えば下から編むとき、6号、5号、4号と針を細くして編む。とか、全体を6号で編む場合は、お腹の部分だけを針の号数を下げて5号や4号位で編んでもAライン風の形にできます。
 
 写真のチュニックは、どちらも模様を広げることで、大きくしています。このように模様自体を変えると、デザイン性も加わりより素敵に仕上がります。

ー横編み

 袖口から編み初め、模様が横につながる作品を横編みの~(横編みのセーターとか横編みのベスト等)という名前で呼ぶことがあります。模様が横に出てくるので意外性があり、模様を入れてもいいし、段染めの糸を使っても効果的です。

 横編みのセーター。左から右に向かって編んでいます。写真の左袖から編み始めて、身頃で目を増やし、襟は減らし目と増やし目を組み合わせて襟あきを作り、身頃の終わりの右の袖口の所で目を減らしで袖を編みます。

 使用糸は太い糸でシルクも入っているので、見た目より軽く仕上がっています。

 表目と裏目の組み合わせのシンプルな模様ですが、普通に裾から上に向かって編むより、表目の目の向きが違い、少しオシャレな感じに仕上がったと思います。


 長方形の形の物を2枚編んでとじたベストです。襟もまっすぐで減らし目はしていません。襟の縁も裾も模様を利用しているので、どちらも編みっぱなしです。袖口だけはゴム編みを編みました。編む方向を変えるだけで作品の印象が違ってきます。

 


 編み物の本、ヨーロッパの手編みに掲載されていたベストです。

 使用した糸は、模様を入れずメリヤス編みで編むだけで、計算されたおしゃれな模様が出てくる楽しい糸です。この糸を使用した簡単な横編みのベストで、縦に模様が出ます。

 

 ヨーロッパの手編み掲載のベストの形が面白かったので、その製図を利用してkさん用に考えました。少しだけ糸が有り、ベストを作りたいとのご希望でしたので、糸の使用量が少なそうで、かつ簡単な編み方を選びました。

  横編みのベストで、後ろの中心のガーター編みから編み初めます。ぐるりと一筆書きで半身を編み、そこから目を拾って残りの半身を編むという、ちょっと不思議な作り方のベストですが、こういう作り方もあるのかとおもしろい発見でした。

  模様は穴あき模様にしてアクセントにしました。綿糸ですので、春先に軽くはおれるベストが出来ました。


                ー素敵な模様

 編み物の本、毛糸玉で紹介していた、花模様のベストの模様が素敵と言われる方が多いので、試しに編んでみました。
 
 一見刺繍のように見えますが、編み込みの模様です。初めての模様でしたが、思ったより簡単に編めました。ただ、横に糸を渡す編み込みで、多い段では3本の糸の編み込みになります。

  編み込みは1段に2本の糸迄は比較的簡単と思いますが、3本になると、慣れるまでは少し面倒かもしれません。ベスト等の全体に入れるのはちょっと大変な気もしますが、部分使いすると効果的で素敵な作品が出来そうです。


立体の花

 バラのようなお花の敷物を作りたいとご希望があったので、以前編んだものを見ていただきました。

 写真の円座は、まず丸く台を編み、そこに1段づつ花弁を編みつけて行きます。糸は1段づつ切ります。
  この円座の素材は綿100%の夏糸ですが、アクリルなどの化繊糸で編むと花弁が立ちあがり、違った感じに仕上がります。

    立体のコサージュです。

 1段づつ台になるものを鎖編で編み、それに花弁を編みつけて立体にします。台の鎖の数と花弁の長編みの数を増やすことで好みの大きさのコサージュができます。

 少しの糸でできるので、折々に編み貯めています。モノトーンのコサージュをつなぎ合わせて帽子
を作ったりもしました。アイデア次第で色々に応用できて楽しいです。

―ジャンボマッシュルーム

 噂に聞いていたジャンボマッシュルームを近くのスーパーで見かけました。大きいものは掌いっぱいくらいの大きさです。

 早速、調理法を調べて料理してみました。ベーコン、チーズ、卵黄、ニンニク、パン粉などを混ぜてマッシュルームに詰め、オリーブオイルを少しだけふりかけ、オーブントースターで焼きます。


 ジャンボマッシュルームの詰め物焼きの出来上がりです。大きいのでアルミホイルをのせて火が通るまで焼きました。火を通すと少し縮み見ました。

 ニンニク、ベーコンなどを使っていますが、思ったよりサッパリした軽いお味に仕上がりました。レモン汁をかけていただきました。

 最近時々生のマッシュルームを見かけます。簡単にできるので良かったらお試し下さい。