我孫子手編み教室 「アム・アモ」から 2016年9月のお便り
9月も末になり、急に秋めいて来ましたね。
今年も取手の路地裏に、萩の花が咲いています。
ーお教室の作品からー
今頃の季節に軽く羽織るものが欲しい、と編まれたカーディガン。綿の混紡の糸で、着やすそうです。
連続モチーフの花のベスト。
モチーフ編みは、普通は一枚づつ編みつないで行きますが、このベストのモチーフは、まず花びらの下の部分だけを一列編み、次に上の部分を一列編んでという具合に、2段で花を完成させていきます。
普通のモチーフ編みは一枚づつの糸始末が大変ですが、連続モチーフは糸が続くので、糸始末が楽なのが一番うれしいです。
ずい分以前(10年位まえでしょうか?)の編み物の本、「世界の編み物」に載っていた編み図が気に入って、ずっとストックしていました。今回、Sさんが、ハマナカのモヘアで編まれました。やはり、すてきなベストでした。
Kさんが編まれたベスト。
黒の混紡の細~い糸で、丁寧に編まれています。前見頃はクンスト編み風で、中心から円を描くように編んでいきます。
編むのは大変ですが、やはり黒の作品は素敵ですね。
ダイヤ毛糸の夏糸で編んだ、7分丈のサマーセーターです。
少し地味かなと、袖を取ってベストにリフォームしたり(よくやります)少し試行錯誤をしましたが、肌寒くなったので、また袖をつけました。肌さわりがさらりとしていて、着ごこちは抜群です。
でも、やっぱりちょっと地味目かな・・・
-夏休みの宿題ー
その1
夏休みに東京の毛糸屋さんめぐりをして、そのお店で素敵な糸を買い作品に。と目標を立てたのですが、手元に編むものがいっぱいあって、手が回らず挫折してしまいました。
でも、何か新しいことを。と、ポプラさんの展示会で、エクトリー社のビーズクロッシェのキットを買ってきました。完成したのが、写真の作品です。ワンセットで、ネックレスとブローチ2つができました。
パトラと言うメタルっぽい糸を使い、一目に1ケのビーズをくさり編みで編み込んで行きます。編み物の技法だけでできるので、手編みをされている方ならどなたでもできそう。
ただ、800ケ以上のビーズをまず糸に通すことから始めるので、それが一番大変でした。
(でも思ったよりは、時間はかかりませんでした。)
パピー毛糸からも、パトラよりは少し太目ですが、はりのあるメタルっぽい糸が販売されていて、気になったので購入してあります。時折、きれいな大きめのビーズを見かけると、買ってもいるので、その内、オリジナルの作品を作ってみようと思っています。
手編みのウエアを活かす手編みのアクセサリー作りは、最近のテーマの一つです。
その2
Oさんが、夏休みの宿題で完成されたバッグです。
アンダリアのネット編みつけバッグとしては、難易度が高いバッグです。あの暑い夏、編み図だけを見ながら、よくこんなにきれいに完成されたなぁと、感激しました。
ーセーターのリフォームー
編み物を楽しまれている方は、編みかけのセーターや着なくなったセーターなど、大事に編んだけれど、今は利用していない作品が何点も眠っていませんか。
思い切ってリフォームしてみませんか?昔の肩幅の広いセーターなどは、袖をとると、ベストにピッタリです。手作りならではのリフォームで、一目一目大事に編んだ作品を活かしましょう。
今回は、セーターを帽子にリフォームしてみます。
ラグランセーターの編みかけを利用します。前見頃です。
冬糸で、ほつれにくい糸です。まず必要な寸法を考えて、その少し上の段の一目に、ハサミを入れます。
ゆっくり、一目づつ丁寧に上下ほどくと、2枚に分かれます。下の部分を大人の帽子にリフォームします。
平均女性の見頃の幅は、平均48~50センチくらいなので、ちょうど女性の頭回りと同じくらいです。ゴム編みの部分も、そのまま使います。
切った下の部分をとじます。
とじて筒状になった上の部分を絞ったら、もう帽子のできあがりです。
縦の寸法を長めにとったので、後ろを軽くしぼり、少しかっこ良くしましょう。
おしゃれな帽子のできあがりです。
切った上の部分も、子供の帽子にリフォームしみました。大人のものと同じく、後ろをとじて、上をしぼり、三つ編みの飾りをつけました。
セーターの上の部分を利用したので、脇の減らし目の所が、残っています。そこは、リボンみたいに結んで飾りにしてみました。
編みかけのセーターから2つの帽子が出来ました。
ーついでに、子どもさんの帽子いろいろー
今、どんぐり帽子がはやっているようです。かわいいので色々作ってみました。
使用している糸は、ハマナカのわんぱくデニスという糸です。安心の国産糸で軽く、洗濯機にもかけられる優れものの糸です。かわいい色がそろっています。
-秋のおやつ-
いよいよ、秋ですね。リンゴが沢山出て来ました。この時期良く作る、簡単なリンゴとヨーグルトのケーキです。混ぜて焼くだけの超簡単なレシピです。
もう何十年も前、たまたま買った本に載っていたレシピで、多分マドモアゼルいく子さん(間違っていたらごめんなさい)という方のご本だったように思います。本当にお菓子作りが大好きでと言う、思いが良く伝わるいいご本でした。簡単で美味しレシピが沢山載っていました。
時々このケーキを焼きながら、この方もまだお菓子作りを続けていられるかなと、思ったりします。
雑誌「天然生活」に、おばあさまから受け継いだレシピに少し手を入れてと、若い料理家の方のヨーグルトケーキのレシピが載っていて、この本と分量が似ていました。多分、この方のおばあさまも、この本を見てお孫さんに、ずっと作って差し上げていて、お孫さんに受け継がれていったのだなと、なんだかうれしくなりました。
私は最近は、キビ砂糖と、菜種油を使っていて、味が少し進歩した気がします。大事なレシピです。
毎年、ぶどうを沢山いただくことがあり、食べきれないのでいつも冷凍します。味も変わらず、とっても美味しくいただけます。
今日のおやつは、ヨーグルトケーキと冷凍ぶどう。秋らしいティータイムになりました。