手編み教室アム・アモから

我孫子と取手の手編み教室アム・アモ発信の手編みのお話。
お教室でも、おうちでも、毎日手編みでいっぱいです。

我孫子手編み教室アム・アモ便り 手編み作品と手編みのお話

2024年02月16日 | 手編み ニット

梅の季節になりました

気候が変わってきた昨今ですが、例年のように変わらず咲いている
梅の花に出会うとホッとします。

 

ー手編み作品色々ー

襟無しのカーディガン。ジャケットのように着られます。
前立ての模様は縄編みで、前身頃を編む時に一緒に編むので
完成してから前立てを編む手間がありません。




ボタンが無い、さっと羽織る形のロングカーディガン。
表編みと裏編みを組み合わせたシンプルな模様です。
模様が縦のラインで、すっきりとした感じに仕上がりました。

春らしいセーター。
綿が混ざった糸を使用し、少し暖かくなった今頃にピッタリです。
ブルーに白シャツでさわやかな着こなしになりました。


購入された市販のセーターの模様を編んでみたいとご希望があり、編み図を作りました。
3本の糸を使って、引き上げ編みという技法で編んでいます。
糸も選び、形もシンプルにとデザインされて、世界で1つのオリジナル作品ができました。
とても暖かいと喜ばれていました。


ワインボトルカバー


ワインのボトルカバーを編みたいとご希望があり試作してみました。
持ち運びを考えて丈夫なジュート(麻糸)で編んでいます。
ワインのカバーですが、あえて四角にして角を立てるデザインです。

 

ワインケースのように筒型の作品を作る時は、
底の部分を丸か四角で好みの大きさまで編みます。
後はその大きさのままぐるぐると必要な長さ(丈)
迄編めば出来上がりです。

上の写真は、どちらもかぎ針編みです。この二つの編み方を
知っておくと色々な作品に展開することができて重宝します。




我孫子手編み教室アム・アモ便り 手編み作品のリフォームと茶処竹山帽子展のお知らせ

2024年01月07日 | 手編み ニット

手編みーディガンのリフォームのお

ダイヤ毛糸のドミナという糸で編んだロングカーディガンです。
最初は長袖に
したのですが、着ていると少しレトロな感じもして
袖を取りベストにしました。

 

ベストでしばらく着ていましたが、とても暖かくていい感じなので
やはりお袖が欲しいなと。

 

ベストにした時に取った袖を少しカットし短くして、また身頃につけました。
今回の最終リフォーム完成です。

 


手編み作品のリフォーム方法
(今回はお袖のカット)

全体をほどかないで、袖だけを短くまたは長くすることができます。
使う道具は毛糸のとじ針とハサミと編針。

 

1.カットしたい段を決めて印をつけます。
2.
袖は左右をとじて輪になっているので、カットしたい段の少
し下から袖をとじた糸を探しハサミでカット(くれぐれも生地を切らないよう注意!)
して、とじる前のように平たく開きます。

 

3.1目づつとじ針で目をほどきながら編み針に移します。

 

4.完全に2つのパーツに分かれました。
編んだものを無駄にしたくないので、袖口のパーツの方はリストウオーマー
に再利用予定。

 

5.短くなりました。カットした部分に2目ゴム編を編んで完成!!
長くしたい場合はカットした部分に編み足します。


難しそうですが、手順を踏んで丁寧に作業していくと大丈夫です。
是非挑戦してみて下さいね。

 

 

手編み帽子展のお知らせ

 

 今回も一枚づつ違う帽子を沢山ご用意しました。手編み帽子はとても暖かく寒い季節には欠かせないアイテムです。販売もいたしますので会場でぜひご希望のものを試着してお試しください。

 展示会場はJR常磐線の我孫子駅南口徒歩1分の茶処竹山ギャラリーです。作品を見て帽子を編んでみたい方に編み方のレッスンも随時致します。興味ある方は竹山さん迄ご連絡下さい。

 

 

 茶処竹山 手編みカフェ開催中 

毎月1回 第4金曜日開催(祝日の場合は前後の週に変更)10:00~12:00
場所:JR常磐線 我孫子駅南口徒歩1分 茶処竹山ギャラリー内

初めてさんからベテランの方迄自由にお好きなものを作るお手伝いをします。

見学、参加希望その他のお問い合わせは茶処竹山さんへ。

別途ズームを使ってのオンラインレッスンも開催中です

 

 


我孫子手編み教室アム・アモ便り 手編み作品と茶処竹山帽子展のお知らせ

2024年01月05日 | 手編み ニット

新年明けましておめでとうございます

           久しぶりにブログを再開しました。今年は少しづつでもアップしていけたらと思います。

                  

  茨城県取手市から見える夕方の富士山。今年のお正月はお天気も良く毎日富士山を見ることができました。

 

 

 

 セーターは編み物の本「毛糸玉」2022年秋号に掲載されていたものです。風工房さんのデザインで、パピー毛糸のブリティッシュファインを使用し、風工房さんらしいおしゃれな色合いのフェアアイルセーターです。Mさんは、初めての編み込みでしたが模様ができていくのがうれしくて楽しく編めましたとの感想でした。

 帽子は以前の手編み教室アム・アモ主催の帽子展で購入されたもの。セーターと色合いがあっていて、お教室に入って来られた時は手編み大好き皆さんから歓声が上がりました!

 

 

 

 

 Sさん作のカーディガン。ボリュームが出るので模様は見頃だけに入れて袖は模様無しの無地です。この模様はSさんが考案されたもので、簡単なんですよと言われていますが効果的な模様です。模様と模様の間隔もいい感じですね。世界で1枚の作品ができあがりました。

 

 

 

 

 

 Oさん作のカーディガンです。ダイヤ毛糸の定番夏糸コスタノーバの713番を使用しています。この糸は段染めで発色が良く光沢もあるきれいな糸です。今回のカーディガンは前立てと裾のモチーフがアクセントになっています。

 

 

 

 

 70代の方の兄嫁の方のお母様が編まれたコート。年代から言うと昭和もだいぶ前の作品になりそうですが、最近作ったといってもおかしくないおしゃれなコートです。着ていると、手編みですか?すてきですね。とよく声をかけられるそうです。良い糸を使用し、糸も何本か引き揃えて編んでいるところもあって生地に深みがあります。ぜひ皆さんにご紹介したいと思い写真を撮らせていただきました。

 

 

 手編み帽子展のお知らせ 

 

 今回も一枚づつ違う帽子を沢山ご用意しました。手編み帽子はとても暖かく寒い季節には欠かせないアイテムです。販売もいたしますので会場でぜひご希望のものを試着してお試しください。

 展示会場はJR常磐線の我孫子駅南口徒歩1分の茶処竹山ギャラリーです。作品を見て帽子を編んでみたい方に編み方のレッスンも随時致します。興味ある方は竹山さん迄ご連絡下さい。

 

茶処竹山 手編みカフェ 開催中

毎月1回 第4金曜日開催(祝日の場合は前後の週に変更)10:00~12:00
場所:JR常磐線我孫子駅南口徒歩1分 茶処竹山ギャラリー内

初めてさんからベテランの方迄自由にお好きなものを作るお教室です。

ご希望により単独のレッスンも可。見学、参加希望、その他のお問い合わせは茶処竹山さんへ。

別途ズームを使ってのオンラインレッスンも開催しています

 

 

 帽子展にそなえ、帽子につけるワンポイントの飾り作りにはげんでいます。帽子の個性に合わせて1ケづつ違うものを作るので結構時間がかかりますが、ぴったりと思うものが出来るととてもうれしいです。展示会ではぜひ帽子飾りにもご注目下さい。

 


我孫子手編み教室アム・アモ便り 手編み作品と手編みのお話

2021年12月13日 | 手編み ニット

 

我孫子手編み教室アム・アモ便り

 

 利根川から見える富士山の夕焼けです。寒くなると利根川越しに富士山が良く見えるようになります。富士山は眺めるだけでうれしくなる不思議なお山です。 

 

―手編み作品・毛糸のこと・編み方等々

 中心から編んで行くラメ糸のベスト。かぎ針編みです。こういう糸で編むと季節を問わず着られます。気候も以前より暖かいので、手編みイコール防寒ウエアというより、おしゃれ着という感じが強まってきました。

 

 秋からお教室で大人気のダイヤ毛糸アデルのベストです。編み方がパズルみたいで面白いと言われる方が多く、色味も着てみるとどなたにも似合うので、編む方が増えてきました。


 スキー毛糸ファンタジアアトラという糸を使っています。少し細目の糸で編みやすく、着やすいので評判の良い糸です。

 

 パピーの定番糸ミュルティコを使用しています。8~10号位の針を使用なので少し太めですが、発色きれいで毎年見本帳で色味を見るのが楽しみな糸です。


-かぎ針編みのネックレス


 
 玉編みと鎖編だけで作ったかぎ針の毛糸のネックレス。左の作品は最初に糸にビーズを通しておき、玉編みを編む時に一緒に編み込んでいます。少量の糸で簡単にできて軽くつけごごちもいいので、おすすめのネックレスです。

ー手編みは面白い

 手編みの良さは色々あります。編む楽しさ、着る楽しさ、実用性、自己表現等々。その中でも編む楽しさは格別です。普通の編み方とは違う編み方が沢山あり、マニア心をくすぐります。


 緑とオレンジで囲んだところが1枚のモチーフです。まず緑のモチーフを連続で編み、次にオレンジのモチーフを連続で編んで行きます。次はどう編むのかなと目を離せないベスト。頭の訓練になって面白いとの声続出です。

 後ろ身頃の下から矢印のように三角状に編んでいきます。後ろ身頃から始め前身頃へ続けて編み、Vネックのきれいな形に出来上ります。とても着やすくて編み方も面白いので、時々編みたくなり何枚か編みました。

 

 バスケット編みという編み方のストールです。一つ一つブロックを完成させながら、表、裏で編みます。少し難しい編み方ですが、一度マスターすると何枚も編みたくなる模様です。

 

-恒例の干柿作りー

 一度作った干柿作りの楽しさ、美味しさが忘れられなくてよく干柿を作ります。今年も作ってみました。

 渋柿作りは寒くならないとうまくできるか心配です。今年は、近くのお店で売っている時期と寒さの訪れが上手く合わず、ネットで取り寄せました。いつも柿の種類にはこだわりません。今年は愛知県からお取り寄せをしました。とても立派な渋柿で30キロ、43個ありました。

 

 渋柿を洗い、手に渋が付かないように使い捨ての手袋をして皮をむきます。はじめは普通の包丁でむきましたが、途中から手が痛くなったので、小さい包丁と皮むき器を使いました。柿の皮は硬いのですが、皮むき器でもよくむけて時短になりました。柿の上のヘタの周りと下のとがったところは少し皮を残すのがポイントです。

 皮をむいた柿を麻ひもで結びます。干柿用なのでヘタの枝はT字に残っています。麻ひも(買ったけれど手編みで使えなかった麻ひもが役に立ちました)で隣同士くっつかないように一つ一つ間をあけてくくります。くくれたら煮立っているお湯に10秒つけます。これでカビが生えなくなります。(と信じて)

 柿はいつも衣服ハンガーに掛けてベランダで干しています。雨の日は取り込みますが、原則ベランダでずっと干します。しばらく干して柿の周りが柔らかくなったら、2回程1個づつもんであげます。これで早く均等に干されるようです。   

 皮をむくのは少し大変ですが、干柿作りは意外と簡単です。長く干してからからにするのもよし、早めにあんぽ柿風で食べてもよしです。何より柿を干している風景をみているとほっこり。嬉しい冬の訪れです。


我孫子手編み教室アム・アモ便り 手編み作品色々

2021年12月04日 | 手編み ニット

―我孫子手編み教室アム・アモ作品
手編み作品と使用糸のお話

 

 2種類の色の糸を使った編み込み模様のカーディガン。リッチモア毛糸のアルパカレジェーロという糸を使っています。
 この糸はアルパカ素材を空気を含んだふぁふぁ状に加工していて、
軽くて暖かくて編み込み模様にしても重くなりません。帽子やマフラーにも向いています。



 こちらもアルパカレジェーロを使用した丸ヨークのセーターとマフラーです。マフラーはかぎ針編みです。普通かぎ針編みは棒針編みより編み地が硬く仕上がりますが、この糸で編むとソフトでつけごごちの良いマフラーが出来ます。


 丸ヨークのセーター。胸元は模様の目数を少し変えていくことで、体に添う添ように仕上げています。

 


 刺繍糸で有名なDMC 社のレベレーションという手編み糸を使用しています。1本の糸ですが、編み進むにつれて色々な色が出てきます。このようなグラデーションの糸は今流行のようで各社から販売されていますが、DMC社の糸は色合いがきれいでおすすめです。
 形は色のきれいさを活かして、身頃を4角に編み、袖も身頃から直接拾って編む、すべて直線系のデザインです。襟空きも作っていませんが、前後の身頃をつなぐときに襟の横幅を広めにとってつなぎ合わせると、写真のようなボートネック風の襟になります


 ダイヤ毛糸の定番糸ドミナで編んだロングカーディガンとマフラー。作品を仕上げて糸が残ったら、その作品に合う小物を一緒に作ることをお勧めしています。残り糸のままだとなかなか出番がありません。おそろいの小物は手編みならではです。


  ダイヤ毛糸ドミナの帽子。上の写真とは色違いの糸を使っています。
 作り方としては、まず上の部分を斜めに平たく編んで輪にします。次にそこからぐるりと輪に目を拾い、表編み・裏編みの組み合わせでかぶり口迄編みます。軽く温かく、Eさんお気に入りの帽子が出来上がりました。


 パピー毛糸のレッチェ編んだ直線系のベスト。ヨーク部分の模様を変えているので、変化があり素敵に仕上がりました。レッチェという糸は1玉40gで160メートルもあり、使用量が少しで仕上がり、色合いも良く編みやすいおすすめの糸です。

 

 
 ずいぶん以前の作品ですが、今着てみてもデザイン的に違和感がありません。襟だけは2重になっていたのをほどいてハイネック風にリフォームしました。模様はガンジ―模様という伝統的な模様です。

 


 ガンジー模様はアラン模様などのフィッシャーマンセーターの元となるセーターと言われていて、もともとは漁師さん達が濃紺のガンジーセーターをユニフォームとして着ていたそうです。本来のデザインは前後同じ形、袖下のマチ、裾など色々なところに船上で着やすく作業しやすい工夫がされています。模様も一つ一つ意味があります。模様は表目と裏目の組み合わせで作る独特の模様で、今もセーターの模様としてよく使われています。


   ダイヤ毛糸のクロエで編んだ総透かし模様のカーディガンです。クロエは軟らかいモヘア糸で、芯の糸に光沢があるのでモヘアと混ざり合い、
深みのあるすてきな糸です。Iさんはご自分で模様合わせも考えて素敵な作品を完成されました。

 

-バッグの持ち手

 

 バッグの持ち手を少し変えたいと手編みカバーを編んでみました。中細毛糸、4号かぎ針、全体を細編みで編みました。 編み方はまず鎖目14目を作り輪にします。この14目を細編みで表から、元の持ち手を編みくるみながら、ぐるぐる編んで行きます。元の持ち手を動かせないので、糸が持ち手に絡んできますので、時々糸が絡まないように元の位置に戻すのがポイントです。使用したのは段染め糸です。バッグの感じを変えたくてやってみたのですが、使用してみると毛糸の持ち手なので持つ時の感触がやさしく温かくて、今の時期には嬉しい使いごごちになりました。

手編みのマフラ

 久しぶりにデパートをのぞいたらマフラーコーナ―でこういう形のものを沢山見かけました。昔からある形で少しレトロな気も来ますが、今年の流行なのでしょうね。紐通しが付いているので形が決まり、つけていて形崩れしないのもポイントでしょうか。下は手首にするリストウォーマーです。簡単なかぎ針模様(左2つ)と棒針を使ってガーター編みで編む(右)2種類です。リストウォーマーは小さい物でもとても身体を暖めます。編み残りの糸などで作ってみてはいかがでしょう。


 ー手編みオンラインレッスンー 

手編みオンラインレッスンをご希望の方へ開催しておりま
・ズーム使用(ワンレッスン40分)
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内容、開始時間等はご相談下さい
・個人、グループとも可
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