手編み教室アム・アモから

我孫子と取手の手編み教室アム・アモ発信の手編みのお話。
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我孫子手編み教室アム・アモ便り アフリカンフラワーモチーフ

2021年06月08日 | 手編み ニット

我孫子手編み教室アム・アモ便り アフリカンフラワーモチーフ

いよいよ梅雨入り間近です。

 

ーアフリカンフラワーモチーフー

 ここ何年かアフリカンフラワーモチーフというかぎ針編みのモチーフ編みが流行っています。今も時折編み方を尋ねられるのでご紹介します。
 このモチーフは長編み、細編み、鎖編という基本的な編み方で編むことができて、編む段数も5段前後です。何色かの糸を使い、出来上がると中央に大きくきれいにお花の模様ができます。色の組み合わせで色々な感じに出来上がり、1枚編んでみると、もう1枚編みたくなります。

 手元にある糸を使って編んでみました。最後の段が長編みが細編みかの違いはありますが、編み方は同じです。モチーフの大きさの違いは糸の太さの違いです。後で何に使うかによりますが、夏糸、冬糸どちらでも大丈夫で、糸の材質も問いません。

ーアフリカンフラワーモチーフを使った作品ー

*1枚のモチーフから
 上はピンクッションです。1枚のモチーフが出来たら、続けて細編みで裏面を編みます。減目をしながら編み、途中で綿を入れます。編み物用のピンクッションにはこのままでいいですが、洋裁用には、綿を入れる時、布でうち袋を作って詰めたほうがいいように思います。

 下の写真はメジャーケースです。ピンクッションと編み方は同じですが、メジャーの取り換え用に、取り出し口とボタンホールをつけました。メジャーケースの大きさは大体決まっているので、中細か合太位の糸できつめに編むとちょうど良いようです。

*モチーフからバッグへ
 どちらもモチーフを15枚編んでつなぎました。糸の太さで仕上がりの大きさが違っています。
左はパピー毛糸の冬糸、ブリティッシュエロイカを使用。バッグなので伸びないように、細いかぎ針を使いきっちり編んでいます。右はダイソーのレース糸です。クローバーのイメージにしたくて、2色の糸を使いました。

 バッグの作り方は、まず15枚のモチーフを出来上がりの形に並べます。次に横を1枚づつ、つなぎます。この時はそのたびに糸は切ります。横がつながったら今度は上と下をつなぎます。とじ針を使い、上下を突き合わせに並べて、表から1目1目をつなぐ半目とじというやり方をします。

 

 半目と地でとじたモチーフ。しっかり隙間なく閉じ上がります。

 この作品は、角がある形に仕上げたかったので、モチーフの半分と1/4のモチーフの編み図を作りました。上下左右の端にはそのモチーフを使っています。お花の部分は右の写真の糸を使っています。段染め毛糸なので、何色かのモチーフを使ったような仕上がりになりました。

 携帯用に作りました。お花がいっぱいのイメージだったので、最後の段は編まずに、モチーフの間隔を狭くしました。ちょっとしたことで出来上がりの感じが違ってきます。縁を編むときに左右にDカンを編みつけて、そこに持ち手を付けられるようにしました。

 このバッグもまず、出来上がりの形に置いて、とじていきます。

-ハーフティッシュボックスカバー

 Pinterestというアプリをご存じですか?世界中の手作りファンが自作の作品を発表しているところです。手編みやお菓子作りなど色々なコーナーがあるので、楽しくて毎日のように見ています。最近かわいいと思ったものがあるのでご紹介します。ハーフティッシュボックスカバーという作品で、ティッシュボックスを半分の大きさに作り直して、そのカバーを編まれたものです。作者はよもぎ?さんと云う方のようですが、あまりはっきりしません。日本の方のようで、丁寧に作り方の動画もアップされていました。

 早速真似してみました。

1.ティッシュボックスの横を解体し(開く)中のティッシュをその形のままそっと取り出す。
2.ボックスを半分に切る。(私は印をつけてカッターで切りました。よもぎさんははさみで。)
3.ティッシュも形を崩さず、少しづつ半分に切る。
4.1/2の
ボックスにティッシュ半分を詰めて、入れ子になるよう、もう一つの切った箱に押し入れる。

 上が半分になったティッシュボックスで、中身も半分です。用途にもよりますが、半分の大きさで十分な時もありますし、カバーを編むと可愛いしで、今大のお気に入りです。
 カバーの編み方は、グラニースクエアという編み方の応用で、よもぎさんは、編み方の動画もアップされています。写真のカバーは手持ちのホビーラホビーレさんのロービングルルという糸で編みました。色が次々と変わるので、こういう編み地にむいています。残っている糸を少しづつ集めて編んでみるのも楽しいと思います。

―ジュート(黄麻)で編むたわしー

 手編みでたわしを編むことがありますが、環境を考えるとやはり天然繊維でということになり、糸の材質を調べるうちに、このジュート(黄麻)にたどり着きました。家にダルマ毛糸さんの麻ひもという糸があったので、たわしを編んで使ってみました。
 使っていると、とても良いのです。ごつごつしていて汚れが良く落ちる。乾きが早い。食品の汚れがつかない(目立たない)と今の所いいとこづくめでした。鎖2目のネット編で、5号針を使用し、10目で13段編みました。小ぶりですが、これくらいが手に収まりやすくて良いようです。1玉で6~7枚できそうです。今麻糸も色々販売されていますので、ぜひお試しください。