初詣は和布刈神社に参拝して破魔矢を新調し、おみくじを引くのが我が家の習わしだ。
あまりに身近にあるので今まで絵を描いたことがなかった。
小ぶりな本殿が、関門海峡の一番狭まった景観によく映える。
じっくり観察すれば、昔の宮大工の最高の仕事を残したいという情熱を感じる。
和布刈神社・・・西暦200年、神功皇后が三韓征伐の後に創建したと伝わる。
御祭神は天照大神の荒魂「撞賢木厳之御魂天疎向津媛命」
(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめ)
別称「瀬織津姫」といい、潮の満ち引きを司る。
海峡の守護神として崇敬を集め、1336年足利尊氏、
1394~1428年大内義弘などによる諸社殿の修築造営が伝わる。
現社殿は1767年小倉藩主、小笠原忠総の再建による。
和布刈神事・・・神功皇后が三韓征伐からの凱旋を祝って、自ら神主となり、
早鞆の瀬戸のワカメを神前に捧げたという古事に由来する神事。
710年に和布刈神事のわかめを朝廷に献上したという記録が残る。