転院後、大学病院の主治医から治療法式の説明を受けた。
●重傷の複雑骨折だが骨が露出する開放骨折でないのが不幸中の幸いで、筋肉の移植は必要ない。
●最新の手術法はチタン合金のロッドを骨折部位の骨髄に挿入して折れた部分をジョイントする。
●チタン合金は折れることはあっても錆びることはなく200年は使えるので、骨折部位が完治した後も体から取り出す必要がない。
ただし金属なので菌に感染したり、体質的に骨と癒合しない場合は再手術をして取り出さなければならない。
●手術後一か月間は右脚を地に付けられない、三カ月経過するまでは荷重をあまりかけないようにし、半年後は歩くことが出来る。
●ベッドに寝たきりだと一日に1パーセントの筋肉が減るので手術後は早くリハビリを開始する。
手術当日、AM5時50分起床。6時に看護士が病室に来て検査などを始めた。
6時35分ベッドの上で腹筋や左足揚げの自主的リハビリを開始。7時半トイレも済ませ、身支度を整えると、車椅子に座り手術室から呼ばれるのをじっと待つ。
手術の同意書に、手術後全身麻酔から目覚めないリスクの記載があったので、自宅で待機中の妻に感謝の気持ちを携帯で伝えた。
AM11時手術室にて全身麻酔を始める。
PM3時50分、麻酔から目覚めたら手術は終わっていた。
個室に戻ると携帯にラインが沢山きており、その返事に追われた。
みんなの応援がありがたかった。
PM10時20分、主治医が様子を聞きにきたので長時間の手術のお礼を述べた。
私の手術は本日予定の二番目で、三番目の手術が今終わったところで最後のが一番長くかかったとのこと。
翌日からリハビリを始めることになった。