The Notebook Of Things I Don’t Know About

日々遭遇した出来事について、あれこれ考え、想像してみる。
ユーモアを添えて...。

ヘンリー・デイヴィッド・ソローはこう言った。

2010年06月22日 22時23分55秒 | 人々
彼の代表作、『ウォールデン-森の生活』に憧れる人も多いはず。彼は27歳のときにウォールデン湖畔に小屋を建てて、文字通り森の中での生活を始めた。科学技術や経済の発展により、世の中が益々便利になることは大いにうれしいけれども、彼が次に言うようにはなりたくはないな。〝Men have become the tools of their tools. 〟〝人間は自ら作り出した道具の道具になってしまった。〟 . . . 本文を読む

ホープフルモンスター2

2010年06月08日 22時24分45秒 | 生物
〝モンスター〟と言っても〝怪物〟と言うわけではない。カンブリア初期に一斉に生物の体制が出そろったことをカンブリア爆発と言う。その時期の化石記録によると生物の体制の種類がそれこそ爆発的に増加したようにみえるので〝爆発〟と言う表現を使っている。(しかし化石記録の爆発的多様化であり、必ずしも進化的な爆発を意味しているわけではない。実際には化石として残らなかった生物が実はいたのかもしれない...のだから。)そんなカンブリア大爆発期に、奇妙な形のそれこそ〝モンスター〟のような生物種がおびただしく登場した。そのほとんどは滅んび、現在の地球上には生きている影も形もない。しかしそれらのうちのほんのいくつかが生き残り、命をつなぎ現在の生物種のメインストリームを形成した。ホープフルモンスターとは『今は奇妙な怪物だけれども、そのうちメインストリームになるかも知れないと希望を抱いている生物』のこと。 . . . 本文を読む

〝iPadはアメリカ以外の国で販売しよう... 〟とオバマ大統領は言った(ウソ)

2010年05月29日 22時29分45秒 | その他
先々週大学時代の後輩に、「iPadとか買いますか?」って聞かれた。 別段、ゲームなんて普段全くしないし、外でネットつなげてどうのこうのする必要も今の仕事の内容では無い。アメリカでは売れに売れ、日本に入荷されるのが遅れるほどだった。さて日本での売れ行きはどうだろう。先週の『ニューズウィーク』では〝iPadであなたはもっと馬鹿になる〟というテーマが記事にされていた。売れるごとに馬鹿が増えるのであれば(その事実がアメリカ国内で証明されたら)、きっとアメリカは自国でのiPadの販売を次第に減少させ、諸外国での販売を強化させる筈、と考えてしまう人も日本国内でも結構居るんじゃないかなぁ。 . . . 本文を読む

41歳になった

2010年05月29日 14時21分40秒 | 
41になったからといって、何か変わるわけではない。いつもと同様、今できることをやるだけでしょう。 . . . 本文を読む

顕微鏡で見てみると

2010年05月17日 22時27分28秒 | 生物
見沼自然公園にある池の中の堆積物を採取。先日購入したビクセンの顕微鏡で覗いてみた。この顕微鏡それほど高くはないけれど意外とよく見える!さすがビクセン。(ちなみに未だ現役の30年物の望遠鏡ポラリスもビクセン。おそろいというのもなんとなく気分いい♪♪)長男の夏休みの自由研究にとりあえず使えそう。しっかり活用してくれるといいな。 . . . 本文を読む

『What is life?』と『動的平衡』

2010年05月11日 21時03分15秒 | 生物
〝LIFE〟という英語には、大きく2つの意味がある。ひとつは〝生命〟という意味。もうひとつは〝人生〟という意味。どちらの言葉も古の賢人たちから現代の賢人たちまで、その言葉に内包される深遠な意味や意義について解き明かそうと努力してきた。僕に人生の意味や意義がわかる日が来るのだろうか?科学が生命のなぞを解き明かす、その日は何時なのだろうか? . . . 本文を読む

生物多様性について 2 - 『世界をこんなふうに見てごらん』

2010年03月24日 21時40分47秒 | 環境
このごろ、よく、生物多様性はなぜ大事なのですかと聞かれる。ぼくは、簡単に説明するときはこんなふうにいう。 『世界をこんなふうに見てごらん』 日高敏隆著 昨年の11月14日に亡くなられた日高先生の著書からの言葉。生物多様性という言葉を小学生にも理解できる、そんな優しい言葉で教えてくれる。 . . . 本文を読む

最近の事柄

2010年03月18日 23時41分10秒 | その他
本社勤務となって良い点と悪い点について。 . . . 本文を読む

『若き友人たちへ -筑紫哲也ラストメッセージ』

2010年02月13日 19時05分58秒 | 
筑紫さんの最後のメッセージである 『若き友人たちへ -筑紫哲也ラストメッセージ』 を読んだ。最初から最後まで、あのNEWS23の司会のときと同じような、我々に語りかけている、そんなことを思いながら読んだ。『・・・であります。しかし一方では・・・。』 NEWS23のコーナー『多事争論』において、社会の出来事に対し必ず少数派の意見、弱者の意見を入れながら自分の意見を述べていた様子が思い起こされる。 . . . 本文を読む

人間万事塞翁が馬

2010年01月04日 18時10分44秒 | その他
『ニンゲン万事』ではなく『ジンカン万事』という事らしい。知らなかった。 . . . 本文を読む

「無料のランチなどないというけれど、宇宙は究極の無料のランチです」

2009年12月15日 20時12分27秒 | 宇宙
世間ではクリス・アンダーソンの〝フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略〟がビジネス書の中で注目されている。でも、もっと前に〝フリー〈無料〉〟に注目した物理学者がいた。物理学者のアラン・グースは宇宙の始まりをこのブログのテーマの言葉で表現した。『インフレーションという考え方は、宇宙に多くの物質がある理由も説明できました。我々が観測できる宇宙領域には、10の80乗あまりの粒子があります。そうした粒子はどこから来たのでしょうか?量子論による答えは、粒子は、粒子/反粒子の対の形でもっていたエネルギーからつくられたというものです。けれどもそれでは、そのエネルギーはどこから来たのかという疑問が生じます。その答えは、宇宙のエネルギーの総量はぴったりゼロというところにある。』といいます。 . . . 本文を読む

生物多様性について 1-『自然はそんなにヤワじゃない』

2009年11月17日 22時21分36秒 | 環境
『雑草という草は無い。』とは昭和天皇の御言葉。生物多様性の本質を捉えている素晴らしい言葉だなぁといつも思う。昭和天皇の誕生日が『みどりの日』と名付けられたのも、この年になってようやく判るようになってきた。(決まった当初はなぜ?という感じだったな。)  『多様性』というワードは魔法のワードだ。何かことを起こすときに使用されれば、そこには明らかに好意的な意味が込められる。環境問題がこれほどまでに、お茶の間や学校、更にはビジネスにまで取り上げられている今では『○○多様性』というワードは、非常に好意的かついろいろな問題を解決できるような万能性を有している(だからこそ企業、広告などは多用する)。でも実際は、その本来の意味を超え、明らかに異なった意味合いを背負いながら一人歩きしている。『生物多様性』というワードはマスコミ、プロパガンダの森を彷徨い、目指すべき目的地を見失っている(ような気がする)。 . . . 本文を読む

利益追求、労働時間短縮、評価制度...しょうがない!

2009年05月24日 14時40分16秒 | その他
先週の金曜日、Gグループ組合会議があった。 利益追求についてコメントを求められ、自分でもなにやらよくわからないコメントを発した。 そもそも〝企業にとって利益追求こそが、企業が企業として存在する意義である〟とか〝時価総額を最大にすることが企業の使命である〟とかなる言説は経営者ではない僕にとってはあまり、リアリティーのある言説ではない。 僕が日々の仕事の中で、できることといえば、リアルでクールな . . . 本文を読む

エコとピースの交差点

2009年03月06日 12時29分01秒 | 
表題はダグラス・ラミス先生と辻信一先生の対話本のタイトル。  昨年末から、アメリカに端を発した金融危機。経済の建て直しがいろいろな場面でマスコミで報道されている。今国会での重要審議のうちのひとつとして金融危機対策であることは周知の事実だ。  権力者が人々を効率的に支配し、管理するためにしばしば「危機」と「恐怖」を使用する。  我々の生活の隅々まで浸透している「システム」の危機であるから、何と . . . 本文を読む

また、政治と金の問題

2009年03月03日 23時05分25秒 | 社会
政治の話題はほとんどしないのだけれど...。 100年に一度の未曾有の景気悪化だとか何とか言っているのに、政権、政局を覗いながら、結局、力の入っていない政権運営の自民党と今回問題をおこした次期政権を狙う民主党。 前にも書いたけれど、僕は政治に関してはあまり興味がない。興味がないのは忙しすぎて政治について考える時間がないからだと書いた。そういう側面も確かにある。 僕は今、自分が置かれている状況 . . . 本文を読む