以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

お別れ会!?

2010年11月26日 | 日記
最近、ブログをよく更新しています。

日記のような感覚で、今日のことを忘れないようにしたいなと思っているうちに、キーが進

みます。

ちょっと余裕が出てきたってことかな?

もうすぐ、ボリビアの学校も終わります。12月なのに、夏休み突入。

時差ボケならぬ、季節ボケ。ちょっと変な感じです。

私の任地は高地なので、いつでも「秋ときどき冬」

季節の移り変わりはあまり感じません。

日本は、四季があって素敵ですよね。京都の、秋の紅葉を思い出します。

去年の今頃は、そろそろ成績づけに追われる時期。そして思い出づくりに、クラスのレクレ

ーションもいっぱい入れていたっけ。

卒業生から、近状報告のメールが来るととても嬉しいです。

中学校で頑張っている姿を思い浮かべ、私も負けないぞ~と思わせてくれます。

彼らが中学3年生になる頃、再会するのが楽しみです。大人だけど、成長した自分で子ども

達に会いたいな。

さて、今日のバレンティンアベシア小学校。

授業はなく、4、5年生が集まって、記念写真やダンスを踊っていました。

女の子は恥ずかしくて踊っていなかったのですが、男の子たちが、アルゼンチンのヒップホ

ップ音楽にあわせて、ノリノリで踊っていました。

体に刻み込まれたリズム感とでも言うのでしょうか。

クラブでもう踊れるんじゃないかというような、キレ味抜群のダンスでした。

この国で、ダンスが上手い人がかっこいいというのは、なんだかうなずけます。

その後、みんなでごはんを食べました。外に机を出して、「いただきまーす」や「5年生、

卒業おめでとう」なんて呼びかけものは一切なく、ひたすら食べる食べる・・・。

きっと日本なら、茶話会という名で、実行委員がいて司会がいて・・・なんだろうけれ

どなぁ。「食べにきただけやん!」ってつっこみたくなりました。

そして、みんなで「さようなら~」もなしに、食べた人からそれぞれ帰っていきました。

味気ないなぁ。

食べ終わったのは、料理が届くのが遅くて、もう5時を回っていました。

そして、次に先生達の食事会。

料理が足りなかったらしく、6時から暗闇の小学校で、みんなでご飯を食べました。

時間が遅くなっても、みんな怒る人はいません。

そういうところが、ボリビア気質だなぁとつくづく感じます。


さて、明日も朝から語学学校です。

私の先生、ルルネスは、子ども3人を女で一つで育てています。

ここボリビアの子ども手当ては、最高200ボリ(約3000円)だそうです。

3人でこの値段じゃ、子どもを育てるのは難しい。

だから、必死に働かなくてはいけません。

それでも、くじけそうなときには、子ども達がいつも励ましてくれるそう。

過去につらい思いをしたようだけど、今の彼女にとって、子どもが生きる原動力になってい

ます。


今日の帰り・・・

5年生の男の子が質問してきました。「先生!息子はいるの?」

「息子がいたら、ボリビアにいないよ」って言ったけれど、不思議な顔をしていました。

ここは、出稼ぎも多い国。子どもを残して、チリやスペインなどに出稼ぎに行く人も多いの

です。

質問した後、男の子は、ポテトチップスをわざわざ売店で買って、私にプレゼントしてくれ

ました。

なんて優しい子なんだろう。

そして私は、出稼ぎに来たと思われているんでしょうか~。