先日は祖母の命日だった。
亡くなった時は私は大学生で、だから平均寿命からいくとずいぶん若かったと思う。
初孫が姉で、とてもかわいがられ
男の子を期待されて、でも女だった私は祖母とウマが合わなかった。
はっきりいえば、あまり好かれていなかった。嫌われていたかどうかまではわからない。
でも少なくても、好きではなかったと今では声に出して言える。
だから、というわけではないけれど
私は祖母のお通夜の場で、お坊さんがまさに南無阿弥陀仏を唱えている時に眠ってしまった。
今でもあれは不謹慎だと思うけれど、
どういうわけだか、眠たくて眠たくてたまらなかった。
血がつながっていようと、孫であろうと。
好きじゃないものは好きじゃない。そんなハッキリした性格の祖母だった。
敵も多かったと思う。味方も多かったらしいけれど、よくわからない。
私は、好かれなかった。
好かれたかったのか、よくわからない。