働くんです。

色々と考えた。そりゃあもう、考えた。
とりあえず法律サイドから考えたけれど、そこでもう上司が戦ってくれたそうで。
時間短縮勤務をしてもその時間分を退職金から削る事はできないとか言われる。
削っていいです、とかそういう事じゃないそうだ。会社は払わなきゃダメなんだって。これ、豆知識。

普通に考えたら私は会社にとって、一緒に働く人にとって迷惑を掛ける側だ。
でも時間短縮を快く受け入れてくれている。これってもっと感謝しなくてはいけない事だよね。
時間短縮を取れなくなる事に一緒に怒ってくれた。私は人に恵まれている。

保育園の先生は、将来の事も考えて働き続ける選択をするのならバックアップをしますよ。
なっちゃんのおやつをもう少し腹持ちのいいのに変えたり、とにかく一緒に頑張ろう。と言ってくれた。
保育園でほとんど昼寝をできなかったなっちゃんが、突然２時間寝るようになった。
ダラママも鈴木ママも、早く迎えに行って預かって待っているよ。と言ってくれた。
今の家を買ったのは「ダラ子が働き続けるのにいい場所だからだろ。」と鈴木さんは責めなかった。

でもさ。
私がなっちゃんと一緒にいたいの。もっと一緒に過ごしたい。
専業主婦だったら毎日出来立てのご飯なのに、作り置きしたご飯だ。
せめて週末はいっぱい遊ぼうと思っても体力が持たなくて、時々頼んで寝てしまう。今でさえ。
兄弟を残してあげられないのに、時間も一緒に過ごせない。何なんだろう。

でも私は働いていないとダメな人間だとわかっている。
いつでも１人でも生きていける状態にいないと、もう、ダメなのだ。

いつでも辞めるのはできる。と思い、結局働き続ける。
いいのか悪いのか、どちらを選んでも後悔するのだ。
「一緒にいた事」を後悔する事は無いのだから、そちらを選べばいいのに。
でも選ばない私は、自分勝手な人間だ。

なっちゃんと一緒にいたいよ。
一緒にいると楽しいの。ほかの誰でもなく、私が一緒にいたいんだよね。

ぐるぐるぐるぐる悩んで悩んで、今も悩んでいるけれど。
とりあえず上司に「ご迷惑をおかけする事も多々ありますが、今後ともよろしくお願いします。」と伝えた。
個人の事情は会社には本来持ち込むべきでは無いものね。
子供を育てているのだから、当然でしょ。なんて、それは私が言うべき事ではない。もっとも言うべきではない。
働くのならば、それは会社側の人間に言ってはいけない。誰かの事を悪く言わない、自分の事情を主張しない。
静かに、静かに生活していくよ。

できるだけ、私にできる範囲でがんばるから。
そんな結論を出した。だから、働く。