≪勝山句会 於 坂本公民館 平成28年3月21日(月)19:30~≫
3月の勝山句会、課題は「雀の子、親雀」でした。(そのはずです)
「つるき」の一番最後のページ「句会吟行報告」にはメンバーの作った「雀の子」の句も掲載されています。…が、入選しているのは「春」の入った句ばかりです。。。
写真提供:: 門前の小僧 遍路日記 様
写真:無料写真素材「写真AC」より引用
竹内コメント 春の風に乗りふわりふわりと空中散歩。夕べの空を鴎(かもめ)の白が明るく光らせている。この景は夕暮を遅らせている。 (通信つるき句会2月号 三点句)
季語紹介 日永 読み方:ヒナガ(hinaga) 春の日の長いさま。季節: 春。 【weblio 三省堂 大辞林より】
「雀」に続いて、季語ではない「鴎(かもめ)」。。。
写真提供:久谷の里山(写真のページ)様
竹内コメント この句は「鶴抄」クラスの句です。切れがやわらかくて、句にピッタリ。 (3月号 鶴巻頭 鴇抄一)
季語紹介 梅 読み方:ウメ(ume) 中国原産のバラ科の落葉高木。白くかれんな小花で古くから親しまれている。実は食用。 季節: 春。 分類: 植物。 【weblio 季語・季題辞典より】
写真提供:久谷の里山(写真のページ)様
竹内コメント 土筆にとって耐えかねる風とは? もしかしたら土筆は長ける寸前の長く伸び切っているのだろうか。着眼点が面白い。 (3月号 鶴巻頭 鶴抄一)
季語紹介 つくし【〈土筆〉】 スギナの胞子茎。茶褐色で節に袴(はかま)があり,茎頂に筆の穂状の胞子囊穂がつく。早春に出る。食用ともする。 [季] 春。 【weblio 三省堂 大辞林より】
「つくし」はやっぱり「スギナの子」だったんですね
写真はブログ担当が久谷町の天満神社入口で撮った米山の書の石碑です。
竹内コメント 飛び梅の白が菅原道真のように清廉潔白だったのだろう。「白汚れ無し」がよい。 (3月号 鶴巻頭 鶴抄二)
季語紹介 飛梅 読み方:トビウメ(tobiume) 菅原道真が太宰府に左遷される時に詠んだ梅の木が、左遷先の筑紫に飛んでその庭に生えたという故事。 季節: 春。 分類: 植物。 【weblio 季語・季題辞典より】
そ、そんな逸話が とび うめ【飛(び)梅】 菅原道真が大宰府(だざいふ)に左遷されて家を出る時,日頃愛していた梅に別れを惜しみ「東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花主(あるじ)なしとて春な忘れそ」と歌をよんだところが,その梅がのちに配所まで飛んで行ったという故事。また,その梅。 【weblio 三省堂 大辞林より】
この和歌はちょっと知ってるかも。。。
写真提供:久谷の里山(写真のページ)様
竹内コメント この句は「のどけしや丘の上より打球音」なら「鶴抄」の句です。 (3月号 鶴巻頭 白鷺抄二)
季語紹介 のど け・し 【〈長閑〉けし】 ( 形ク ) のどかである。穏やかである。 [季] 春。 【weblio 三省堂 大辞林より】
写真:無料写真素材「写真AC」より引用
竹内コメント 「福は内、鬼は外」と叫びつつ豆を喰う。福は来ただろうか。 (通信つるき句会 平成28年2月号 地頼の句(六)三点句)
季語紹介 節分 読み方:セツブン(setsubun) 季節の移り変わり、特に立春の前日をいい、民間でヒイラギにイワシの頭をつけたのを門戸にさしたり日暮れに豆まきを行う。 季節: 冬。 分類: 人事、時候。 月日: 二月四日。 【weblio 季語・季題辞典より】
次回予定
勝山句会 平成28年4月18日 19:30~ 坂本公民館にて
≪課題・・・やどかり・寄居虫・がうな≫
「寄居虫」? 「がうな」?? 何のこと???
どれも「やどかり」のことです。【weblio 三省堂 大辞林】によると、
ごうな がうな 【〈寄居虫〉】 ヤドカリの異名。 [季] 春。
【weblio 難読語辞典】によると、
寄居虫 読み方「ゴウナ」。ヤドカリの古名。
【weblio 季語・季題辞典】によると、
寄居虫 読み方:ヤドカリ(yadokari) 甲殻類、十脚目の中の異尾亜目で、空殻に入る種の俗称。 季節: 春。 分類: 動物。
そうなんだ これは初めて知ったわ~
ブログ担当より
前回の更新は5月16日(勝山句会1月号の記事)でした。あれからほぼ1か月。 すっかり梅雨入りしています。 気持ちはもう2~3か月過ぎてしまった感じが。。。
手もとには「句集つるき4月号」も預かっているので、編集、がんばらねば。 気合いだー!…(笑)
ご覧いただきありがとうございました。
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