電波の届かないところを通ってきたのでその時電話があったようだ。
１５時０１分 １件 あるようだ。
再生してみる。
『・・・・・・・・』
よく聞こえない。
車の鍵をさした状態に出る『ピーピーピー』という音は聞こえるが何を言っているのか聞きづらい。
再生すること６回。
ようやく何を言っているのかわかったが自分の耳を疑う。
『しんじまえ』
なっなんだこの電話。
無性に腹が立った。
誰か突き止めようとも考えた。
でも電話番号が残っていない。
ここで考えた。
まてよ
もしかして私の知らないところで誰かを傷つけていたのかも......
いや
本当に私の知り合いなのだろうか。
無作為の電話ではないのだろうか。
ばかばかしくて考えるのをやめた。
ただ本当にあったことをしってほしくてケンボとアメに証人になってもらうべく聞いてもらった。
きっと犯人は心の貧しきものだと思う。
そういう行いは自分に帰ってくることを知らないようだ。
『あーらーらーこーらーらー♪いってやろーいってやろー♪おまえのかーちゃーんでーべーそー♪』
あっちょっとスッキリした。
じゃバイピーーー
