朝の六時には始まっているはずの縄張りがまだである。 どうしたのだろうと道路に出てキョロキョロ見回すが誰もいない。 時間を間違えたのか? そんなことをしているうちにやっと始まった。 しめ縄に幣束を挟むのを担当する。 これが一人でやると結構大変なのさ。 急きょ相方を招集し俺が縄を緩める担当、幣束を入れるのは相方の担当とし流れ作業で黙々と進めるのだった。