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アーユルヴェーダは、古代から人々を癒してきたインドの伝統医学です。おうちでできる簡単な免疫力アップ法!

アーユルヴェーダで妊活成功 その2

2020-07-20 06:40:46 | ラッド先生の診察室
こんにちは。

東洋の叡智アーユルヴェーダ医学実践法オンライン講座開催中!!

インド在住12年目、
アーユルヴェーダ医のhamsaです。
(現在ロックダウンで、日本に帰国中)

1年以内に、妊娠に至った女性のアーユルヴェーダ治療のお話
(先日の記事)のつづきです。

3週間の浄化療法のプログラムは、
こんなかんじ。

3週間のあいだは、ずっと、食事療法
インドのスパイスや豆の入った
消化にいいお粥
を3週間食べながら、
胃腸を休めます。

これは、食べる絶食療法のようなものです。

体中にたまった毒素を排泄するには、
汗、尿、便から出す必要があります。

毒素といっても
実は、食べたものがきちんと消化されず、
体の中に未消化物がたまり、
ネバネバした毒素になり、
その人それぞれ違うからだの弱点に
溜まっていって
病気の源となっているものです。

その原因は、

消化の火がうまくはたらいていないこと。

消化の火が強すぎたり、

弱すぎたり、
不安定だったりするために

お釜のご飯(胃腸の食物)
がきちんと炊けず、

からだをつくる栄養の中に
排泄物が混じった状態

になります。
そのような
不完全な栄養が
身体中に回ってしまい

もともと弱っていた関節や内臓などで
病気をつくるもとになるのです。

浄化療法では、

オイルを使い、
手先や足先から体幹へ
向かってマッサージします。

そうすることで
身体中に巡った毒素(未消化物)が
胃腸へ戻る
のを助けようとしています。


胃腸に毒素(未消化物)がたくさん戻ってくる
と、
胃腸が、普段の食事を消化する負担
になってしまいますよね。

だから、

消化の火を守るために、
消化にいい食事をすることが大切なのです。

また、
そのような治療により、
オイルマッサージ中の体は、一時的に
いつもよりだるく、重たく感じられます。


仕事や家事からも休められる環境でないと
よい効果が望めません。

新倉敷のクリニックまで、
治療に来られたこの女性は、
岡山県外在住だったので
2週目だけ7日間、
近くのホテルに滞在されていました。


2週間目には、
体やこころのバランスにあわせたオイル
を使って
気持ちのいいオイルマッサージ
頭にオイルを垂らすトリートメント
(シロダーラ)
を7日間
受けていただきました。

オイルマッサージの直後に
薬草入りのスチームサウナに入っていただき、
しっかり汗をかいてデトックスします。
開いた毛穴からオイルも染み込んで
からだの深部へ行き渡ります。

からだの緊張もゆるんだところで、
もう一度ベッドの上で仰向けになって
額の上から、ちょっとあたたかいオイルが流し落とされます。

脳のマッサージ
といわれるくらい、
額の特に眉間のあたりのツボに
オイルをタラタラ垂らすのは、
オイルが滴下された地点から、
ちょうど額の奥にある、
脳の第3脳室へ刺激が伝わる
からだと言われています。

第3脳室は
自律神経の働きを調節
意識・神経活動の中枢をなす

間脳内のものを指します。

間脳は、
自律神経の調節・中継部位です。

嗅覚(きゅうかく)系以外の感覚神経や、
内臓の働きや内分泌の働き
に重要な働きを担っていたり
感情や情動の活動と密接な関係ももち、
抗利尿ホルモンや、
子宮筋収縮および乳腺分泌を促す
ホルモンの分泌や、
自然な眠りを誘うメラトニンの分泌など
体温調節、
抗利尿ホルモン、
血圧、
心拍数、
摂食行動や飲水行動、
性行動、
睡眠、
子宮筋収縮、
乳腺(にゅうせん)分泌などの本能行動、
及び怒りや不安などの
情動行動(大脳新皮質と辺縁系皮質)の調節

また、
内分泌(ホルモン)系の中枢
といった
間脳という重要なポイントを刺激してバランスをとるのです。

一般的には、
太白ごま油ベースの薬用オイルなどをあたためて、
ポットの中に入れ、
糸のように流れるオイルを
たらたらと20分から30分くらい
垂らします。
髪の毛も頭まるまるオイルに浸った状態
になります。

まるで胎児がお母さんの子宮のなかの羊水に包まれていた時のように


リラックスする人気のトリートメントです。

これは、
シロダーラ
(頭にオイルを糸のように滴下する治療)
と呼ばれています。

前回の記事で紹介している
不妊治療中の女性の場合、
体に熱がこもっていて、ピッタ(主に火と水のバランス)が高くなっていました

そこで、
2度目の治療の時には、
この女性には、
室温の牛乳を額に垂らしました。
室温なのですが、
この女性にとっては、
冷たく感じられるとおっしゃられていた
のが印象に残っています。

牛乳を額の真ん中へ、
一点集中して垂らすことにより、
額の奥にある女性ホルモンのバランスをとる
脳のポイントへ冷たさをとどけることも、
狙いの一つでした。

もちろん、
自然な睡眠を誘うメラトニン分泌のバランスとられるので、
いつのまにか
気持ちよく
リラックスして
トリートメント中は
ぐっすり。

短時間のうちに、深いリラックスを味わっていただけます。

妊活に疲れたこころもからだとともに
癒されるトリートメント
です。

そのあと
胃腸に戻ってきた毒素を排泄するため、
腸へ薬草の煎じ液を浣腸法で
届けて排泄させます。

そして、
3週目は、自宅で食事療法として
スパイスと豆入り粥
続けていただきました。

それまでは、
ストレスで甘いものや
間食がやめられなくてお困りでした
が、

2週目の治療を受けられた後は、
食べたいものが変わったとおっしゃっていました。

前のように間食をしなくても平気になった!
喜ばれていました。

これは、
体に溜まっていた未消化物である毒素がデトックスされたからです。
未消化物がなくなり、
舌の苔の白っぽさも少なく、
ピンク色になってきました


消化の火がきちんと働くようになると、

からだが軽くなったり、
やる気がおきたり、
スッキリした気分が味わえるようになり
体に良いものが自然と食べたくなってきます。



特に、この女性が気をつけた食事は、
他にも、
     
*間食なし、冷たいものを控えること
*アグニティー(消化力アップのスパイスティー、カフェインなし)
をお茶代わりに飲むこと
*生姜、塩ひとつまみ、レモン数滴を食前にかじること。

それから、

体を冷やさないように気をつけて、できるだけゆったりと
すごしていただきました。


このような治療を半年くらい間をあけて2度受けていただいた結果、

体の毒素(未消化物)を排泄したおかげで、
なやみだったからだのだるさも軽くなり、


体質にあった食事、生活を続け、
ホルモンバランスを整えられ


数ヶ月後には

産婦人科にて
 体外受精をホルモン注射なしに妊娠成功!

されたと喜びの報告の
お手紙をいただきました。


決して3週間の治療だけではなく、
消化の火を守り、
体質にあった食事や生活をされた効果
です。

お悩みを解決されたのは、
この女性の努力のたまもの
でした。

東洋の叡智アーユルヴェーダ医学は、
宇宙のリズムに寄り添った生活、
自然な食事をする
具体的な方法を

体質やバランスを手がかりにして
あなたがあなたの主治医になれるのです。




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大橋 美和子


東洋の叡智アーユルヴェーダ医学実践クラス








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