最後の設計料も頂き、本当にJ-houseが終わってしまいました。
これで、私の仕事がとりあえず「コンプリート(完了)」です。
思い返せば、この約2年間J-houseに携わっていました。
実は、この依頼を機に独立を考え始めた仕事のため苦悩の連続でした。
事務所開設前の依頼だったので、準備を進めながらの作業でした。
今思えば、仕事と準備をシクシクと進めて行った気がします。
その間、色々な人のアドバイスで助けて貰いました。
それが無ければ今頃、路頭に迷っていたと思います。
とりあえず、無事「コンプリート(完了)」です!
完成した「J-house」の写真は、ホームページ(http://www4.ocn.ne.jp/~ken_to/ )で見て下さい。
今回、雑誌に載るような建物ではなく、使い勝手やメンテナンスなどを重視した住宅の設計にしています。
もともと、私はそういう設計をやりたくて独立をしました。雑誌の載る見た目だけの設計は出来ないですね。
最後の日に「使いやすい」「落ち着く」のほかに、「使っていると、色々工夫してもらったことが分かる」や
「家事や日常の生活の些細なことを考えて、設計しているところが分かった」など、
感謝とお礼のお言葉をたくさん頂きました。
施主への思いを込めて設計してたところが、機能していて安心しました。
開設するときに思い描いた仕事が出来き、そのことを施主に評価してもらったことで、
私自身、今後の仕事の考え方の一つ区切りがついた気がしています。
最後の日に、「建替え前」と「建替え後」の写真をアルバムにして、施主にプレゼントしました。
「建替え前」の家に色々と思い入れがあり、解体している間は、意識して観に行かない様にしたようです。
そんな思いもあり、プレゼントしたアルバムに大変感謝されました。
その写真は、㈱わたなべスタジオの渡辺洋司さんに依頼して撮影して頂きました。
建物の写真を多く撮影しているプロのカメラマンです。
やっぱりプロは凄いです。私が撮った写真と雲泥の差ですね。
㈱わたなべスタジオの渡辺さんは大学の先輩で、今までにプライベートでも色々お世話になっています。
もう20年の付き合いになります。仕事で写真を依頼するのは2回目です。
個人的に、渡辺さんから頂く年賀状の写真が好きで、すべて保存しています。
渡辺さん自身が、やさしい人なので、やさしい雰囲気の写真です。
その写真を見ると心が和みますね。