建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

日々のことを書いています。仕事のこと、出掛けた先のこと、映画の感想、日々の楽しみなど。建築以外のことも書き込んでいます。

『風立ちぬ』を観賞!!<85点>

2013-09-09 14:45:45 | 映画

巨匠 「宮崎駿」先生が引退を表明して

日本、そして世界中のファンを驚かせているなか

『風立ちぬ』を観賞してきました!!

 

時代や飛行機の設計技術者という

畑は違いますが、設計者と言う

「モノづくりに携わる者」として

主人公の堀越二郎の人生に

少し、自分を重ねて観賞できたので

この映画の評価は<85点>です。 

 

 

今回は、実在の人物を描いている作品と言うことでしたが

SFファンタジーの要素も入った作品でもありました。

ファンタジー色が薄い“大人のアニメ”を想像してましたが

巨匠 「宮崎駿」先生らしい“SFファンタジー作品”でした。

 

あらすじなどは、載せませんが

“目が悪くて、飛行機乗りになれなかった主人公”

眼鏡をかけだした、少年時代を思い出し

 

“仕事にかける、登場人物たちの情熱”

口先だけだった青年時代を、恥ずかしく思う。

 

“堀越二郎と里見菜穂子の大人の純愛”を観て

妻との平凡な生活を幸せに実感する。

 

“関東大震災の地面が響く(どよめく)”シーンで

あの3.11の時に、東北にいた親友たちの苦悩を思い出す。

 

“「設計はセンスだ、 技術はあとからついてくる」”とのセリフに

今の、自分の仕事へのスタンスについて、嫌悪感を感じ

“「想像的人生の持ち時間は10年だ。芸術家も設計家も同じだ。

 君の10年を力を尽くして生きなさい」”との言葉に 

事務所を開設して、あと6年で10年目とい現実を再確認し

そして、力を尽くしているかと、自問自答する・・・。

 

まぁ~色んな事を思い、感じられた映画でした。

 

 

<追伸>

巨匠 「宮崎駿」先生、「引退」おめでとうございます!

宮崎駿作品が好きで、大学の卒業研究は

『天空の城 ラピュタ』をモチーフにした

『都市の楼閣』という作品を発表しました。

審査をして頂いた先生から

「プレゼの内容が、空中分解してしまったね・・・。」と

その時の評価は、“酷評”でした。

しかし、それでも無事に卒業がでしました。

そんなことも、思い出す『風立ちぬ』と

「宮崎駿」先生の「引退発表」でした。


 

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