シアトルに着いた。約二週間ぶりのシアトルは当たり前だが何も変わっていなかった。5ヶ月過ごしたこの街は私にとって帰ってきてほっと思わせる街となっていた。ホスト宅の玄関を開けるといつものようにおじいちゃんがTVをみていた。そして夢夢も無事成田に到着し、札幌に帰っていった。明日からまたそれぞれの生活が始まる。次は12月のホノルルマラソンその前に勉強だ・・・・・・・・おっと今週末はシアトルの友人達とオリン . . . Read more
13:33。今、夢夢を乗せたUA853便はサンフランシスコ国際空港91番ゲートを離れた。
私は今、夢夢をセキュリティーゲートで見送った後直ぐに国内線ゲートをくぐった。Gate70で最後の旅の更新をしている。早く入りすぎたせいか、70番ゲートはまだフィラデルフィア行きの搭乗を待っている。私の乗るUA556便はまだ2時間先だ。
母上は既に帰国し、そして夢夢もまた家路についた。わかっ . . . Read more
今日でヨセミテともお別れだ。名残惜しいがこの旅にも終わりがある。サンフランシスコの街もほとんど見ていない。そう割り切ってヨセミテを後にした。だが、ここまで来てジャイアントセコイアは見逃せない。高さが100Mをゆうに超え、幹周りは大人が10人以上で手をつないでも届かない程太い巨木がヨセミテの南の森にある。「マリポサグローブ」
スタジオジブリの「となりのトトロ」のトトロが住む巨木を想 . . . Read more
昨日のトレイルの疲れは半端ではなかった。夢夢は最後のハーフドームの登頂でワイヤーを握る手に体重をかけ過ぎたせいか腕を肩の高さまで上げるのもつらそうだ。私も太腿に力が入らない。
朝食をバッフェで食べて、まだ丸一日ある今日を有効に使うべくミラーレイク(湖)を見に行くことにした。他にもたくさんトレイルはあるのだがとてもそれに耐えられる状態ではない。
シャトルバスに乗り、ミラーレイク近 . . . Read more
ハーフドーム~カリービレッジ
ハーフドームを12:15に出発した。帰りはネバダ滝からジョンミューアトレイルを歩くことにする。ちょうど日が一番高い時間帯で夢夢は暑さに滅法弱い。おまけにマーセド川のキャンプ場に着く手前で左膝を痛めてしまった。容赦なく照りつける日差しに体力を奪われていく夢夢。杖代わりとなる枝を見つけてあげたのだがペースは上がらない。登りは2時間半のネバダ滝~ハーフドームも3時間かかっ . . . Read more
ハーフドーム
眼前にハーフドームの頂が迫る。しかしそう簡単には近づけてはくれない。長い年月をかけて氷河の侵食によって造られた頂に行くためには100m以上のワイヤーを登っていかなければならない。その前にそれに挑戦する資格があるかどうかを試されるような石段を登って行く必要がある。
ここまで来たものは既にその覚悟を持っており、仮の登頂手形を持ってるようなものだ。しかし私はここまで来た時、初めてこの景 . . . Read more
ネバダ滝~ハーフドーム手前
さてネバダ滝の落ち口の景観を楽しむのは帰りにして、私達はジョンより先に出発した。ここから30分程はほぼ平坦な道のりをマーセド川に沿って歩く。少し先にキャンプ場があり、ここに来る間にも大きいバックパックを背負った人達とすれ違い挨拶を交わした。山での挨拶はどこにいっても世界共通のようで、そこには国、習慣、人種、宗教を超えた共通の言語が存在するかのようである。この30分間の . . . Read more
バーナル滝~ネバダ滝
バーナル滝を出発し次に目指すはネバダ滝。再び急勾配のトレイルが続く。バーナル滝の音かそれともネバダ滝の音かはたまたマーセド川の流れる音か。日本でハイキングをしていても渓流の音は直ぐにそれだと分るのだが、このトレイルを歩いていると常に滝の音が聞こえている気がする。これだけ近くに2つも大きな滝があるとこういうふうになるのだろうか。
バーナル滝を出発してから1時間も経たないうち . . . Read more
バーナルフォール橋~バーナル滝
橋を渡りミストトレイルを行く。トレイルは急に勾配がきつくなり、ほとんど階段を登っている状態となる。トレイル口で出会ったおじさん(ここではジョンとしておこう・・・名前を聞いておけばよかった)ジョン達と抜きつ抜かれつを繰り返す。他にもっと早く出発した人達にも追いついたり、反対に後から来た健脚者達に抜かれながらも次第に近づく滝の轟音に胸が高まる。「みえたぞぉ」夢夢は登り . . . Read more