さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

その一言に・・・

2005年05月22日 19時55分28秒 | 日記
今日、伊豆高原から横浜に戻ってきて、駅の階段を下りていると・・・

「やっぱさあ、人間、病気になったら終わりだよね」

女子高生?という感じの声が後ろから聞こえてきた。
話の前後関係は分からなかった。

しかし、私の耳にその言葉だけが残った。

そういえば、ほんの数年前までは健康である自分が当たり前のことだと思っていた。
もちろん、医療に携わる人として、自らの死も必ずや訪れることは理解している。
しかし、少なくとも、自分はまだまだこれからだ、と思っていた。
どんな夢を抱こう。
どんな生活をしよう。

病気になったら終わり。
そうそう、だから今の健康って大事だよね、って思う。
瞬間、待てよ、
って言うことは、私はもう終わってる??
いやいや、そんなことはない。

なんていうことを勝手に思いながら、傘もささずに、すでに雨上がりの匂いに包まれた街を歩いた。


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