さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

スワンにて

2005年04月27日 23時36分10秒 | 日記
今日は、仕事帰りに先輩と食事をした。

実は、一つ年上の先輩は、ナースとしても患者としても先輩にあたる。
彼女は3年前に骨髄移植をしていた。
私は、移植は移植でも移植というよりは化学療法という感じの、自家移植というのを昨年2回行っている。

さて、その先輩とはじめてゆっくりと話す機会が持てた。
一緒に働いてはいるものの、これまではなかなか仕事中はゆっくり話す機会が得られなかったのだ。

溜池山王駅近くのスワンという喫茶店にて。

ナースという立場で入院し、移植治療を受けるということ。
初めて、共感できる人と話ができたということの喜びが大きかった。
詳しい内容はまた別の機会があったら書き留めておきたい。
とにかく、人に歴史あり。
全ての人にドラマあり。

話は尽きず、コーヒー一杯で長いこと話していたが、
「すみません、8時までの営業となっておりますので」
と店員さんに申し訳なさそうに声をかけられた。
では、ぼちぼち、話をしめようと思って時計に目をやると・・・
なんと、9時をまわろうとしていてびっくりした。
申し訳ないのはこっちのほうだった。
閉店時間を1時間も過ぎているのに・・・。

すぐに支度を済ませ、遅くまで申し訳ない、と店員さんに声をかけた。
しかし、どの店員さんもこちらが恐縮するくらい丁寧な対応。
「また、お待ちしております」
と、とても気持ちのよい声が返ってきた。

スワン。
そういえば、かつて日経スペシャル『ガイアの夜明け』で取り上げられていた系列のお店だ。
障害者の自立を支援するためのカフェ。
しかし、障害者という甘えはなく、収入も仕事のクオリティーも高いものを求めてる、というような内容だったか。
とにかく、店員さんは皆生き生きと働いている、というのが印象的だった。
たいして接する時間は長くなかったが、コーヒー一杯がとても美味しく、
気持ちのよい空間で、何だかパワーをもらった気もした。

次は、美味しそうに焼けていたパンを是非購入してみたいと思った。


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