さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

更に出会う・・・

2007年03月10日 01時16分39秒 | 好きなこと
Mさん(精神科のナースマン・ヒプノセラピスト)とお会いして以降、
本当に物事が動く。
そして、
タイミングよく、
パズルのようにつながっていく。

Mさんとは、昨日、早くも二度目の再会を果たした。
それも奇跡的に会うことが出来た。
更に、昨日はCNJ(キャンサーネットジャパン)の方ともお会いすることが出来、本当に貴重なお話を聞くことが出来た。

中でも、ものすごく衝撃的だったのが、
今の日本のがん医療において、初期治療の際に標準治療がおこなわれていない割合がものすごく高い、という現実。
特に固形がんにおいて、
4割もしくはそれ以上の患者さんが標準治療にのっとった治療がされていない、という事実。
衝撃的だったのと同時に、非常に危機感を感じました。
だからこそ、初期の段階で患者さんに正しい情報が伝わることの必要性がある、という認識を強く持つことが出来たのですが、
でも、同時に医療者である私は、現場の医療者は何が出来るんだろう、
という思いにもなり、
患者になってみたり、ナースになってみたり、会話の中での私の頭の中の忙しいこと・・・。
とにかく、私自身がその実態をまずは知り得ないといけない。

早速、その方にアドバイスを戴くことが出来、
行動に移すことができました。

さて、そんな感じで急激にバタバタとしていますが、
Mさんとメールのやり取りで、
「お互い無理のない範囲でやっていきましょうね」
という話になり…
私は、思わずこんなお返事をしました
「無理をしないように。
これ、病気になってから超明確になった私の課題の一つです。
どこからが無理で、どこまでが甘えなのか…
未だに、甘えだと判断して無理してしまうことが多くて、
悩ましいです」
すると、すぐにお返事が返ってきました。
「3割は甘えていいんだから!
それを教育につなげていけば、素晴らしいことになるでしょ!
気になることは、なんでも相談を!」

一瞬、言わんとすることが分かりませんでした。
しかし、
そっか~~~~!!

ものすごい言葉を頂きました!

Mさんには、初めて会ったときから人は70%やればいい、という話をしていただきました。
おそらく、その時も残り30%の話をしていただいたんだと思います。
でも、その時は私の中に残らなかったんです、きっと。
つまり、理解することが出来なかった。。。
でも、今日はストンと落ちました!

実は、送ったメールにつけ加えようとしてやめた内容があるんです。
それは、
無理しないように、と思って休んだりやめたりする事に安心できない、
甘えではなくて無理しないようにする為の事なのだ、という自信が持てない、
という思い。
携帯の短いメールでは言葉に出来なかったのもあり、あえてつけなかった内容。
恐ろしいことに、それにすら返事をくれたMさん。
鳥肌モノです。

すごいです。
甘えであって、甘えでない。
3割怠惰な自分になれ!
というのでもない。
深いです。
実は、7割以上にその3割のほうが深いのかもしれないと思うくらい。

課題は山積みです。



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4 コメント

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持続性 (中雄)
2007-03-10 09:23:23
最近、sustainability、持続性が経済界でも流行り言葉になっている。

突っ走るだけが能ではない。持続することそのものが一つの目的。

そう考えると、無理をしないというのは甘えでもなんでもなく、当たり前のこと。

どういう割合が適当なのかは人それぞれでしょうし、それでいいと思うけど、

さなえさんやMさんがいう3割、これは7割を支えるために必要不可欠・不可分なもの、と考えてもいいんじゃないかな。
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甘え・・ (まり猫)
2007-03-10 17:52:23
「いのち輝かそう」読ませていただきました。
さゆりさんの気持がとっても良く伝わってきます。
思わず、その時のさゆりさんにがんばれ!って応援したくなりました。今はもっと応援してます。

それで・・・私のほうは甘えだらけですこし落ち込んでます。
たぶん、明日には復活する予定ですけど・・・
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>中雄さんへ (さゆり)
2007-03-11 01:00:53
そうですね。
継続は力なり。
いかに継続することが出来るか、維持することが出来るか、それも大きく問われる能力なんですね。
もうすぐ仕事復帰。
実践レベルで理解できるように頑張ります!
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>まり猫さんへ (さゆり)
2007-03-11 01:12:38
そうそう、なんだか赤裸々過ぎますよね。
日記みたいというか、手記みたいというか、体験記…
を書いたんだから当然か(笑)
恥ずかしく思う面もありますが、その時の素直な気持ちを残すことが出来た、というのは今となっては大きな喜びになっています。
表現することで、励まされたり、勇気が出たり、最終的には個々人のモチベーションが上がるようなことが出来れば…って、
最近は大きな夢を持つようになりました!
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