さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

平日夜の楽しい宴

2007年07月06日 23時57分33秒 | 日記
先日、知人Wさんがやっている店を初めて訪ねた。
開店したのは5月始め、といっていたかなあ。
共通の知り合いであるH先生と、友人と3人で行った。
H先生や友人は既に3,4回は行っているという。

「とり田」
市ヶ谷の中央大学大学院の側にある。
焼き鳥やおでんを出す、居酒屋。

予算の関係で内装のほとんどを自分達で手作りした、と言うとおり、
とっても温かみのあるお店だ。
と言ってもお洒落、と言う感じではなく、
気さくなオヤジがやっている飲み屋、っていうところ。
ラジオからは巨人戦が流れている。

なんとなく落ち着く。
でも、なんていうか今までは、同じ職場で事務スタッフとして働いていたWさんが、お店の人・・・
違和感、ではなくすっかり板についているのだが、
学園祭の出店?みたいな。
そんな雰囲気がまた楽しい。

先生と食事するのも久しぶりだったし、
友人と会うのも久しぶりだったし、
Wさんとも久しぶり。

なんだかとっても楽しくて、
ついついお酒が進む。
話も進む。
愚痴までこぼしてしまう。。。

でもね、
たまには、思い切ってこぼしてみるものだ、とも思った。
H先生は、以前は長い事部長をしていただけあって、
意外と私の状況も看護師長と同様にシビアに見ている面もあるのではないか、
と思っていた。
だから、あえて話すつもりもなかったんだけど。

ん~おそらく、私のことも充分に解ってくれていて、
何かと気にしてくれている先生に、
ズバッと言われる事が怖かったのかもしれない。

でも、先生は今の現状を耐えろ、と言った。
そして、それだけでなく、
私の見えないところで、
例えばもっと条件のよさそうな職場がありそうだったときに、
推薦してくれようとしていた事もわかった。
しかし、その話しを進めなかったのは、
そこよりも、今の職場にいるほうがさゆりにとっては居易い、
と言う事を、今の職場の事務の管理職の方が思ってくれているからだという事も分かった。

そう、今の職場の直属の上司は圧力をかけているけれど、
事務方のトップは、ここにいたほうが闘病しながら仕事をするにはより良い、と思っているという事。

とっても嬉しかったなあ。

そして、これで何がいいたいかって言うと、
困ったことは自分一人で抱える事に、あまり意味はない、ということへの気付き。
これは、風をよけるための実践編、かな。

自分に対して、自分の周りに対して、
正しい事、美しい事をしていれば、
もしかしたら、なにかの時に助けてくれるかもしれない。
自分が、私の周りにいる人たちの力になりたい、と思うように。

とにかく、楽しい宴でご機嫌な一日でした。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あつこ。)
2007-07-07 00:08:35
よい1日でしたね

このまま気持ちよく眠れますように。

返信する
いい話だなー (彷徨人)
2007-07-07 09:14:12
そっかーーーーーー!!なんだか涙が出るほどうれしい日記だなぁ!一人きりでがんばってるつもりでも。いっぱいほんとは思ってくれている人がいるんだね。このっ!幸せ者っ(* ̄m ̄)

でもそれは、さゆりさんがいつも周囲を想い、そして何より投げ出さずに自分の人生をちゃんと歩いてるからに他ならないのよね。私はかなり投げやりに生きてきたけど。。。いけないなぁって反省しきりだよ。

時にはそんなにがんばりすぎないで…なんて心の中でつぶやいちゃう私がいたりするんだけど。(自分ががんばれない人なので。)さゆりさんはやっぱりちゃんと自分を一番わかっていて自分にあった選択をできてるヒトなんだなぁーって思いました。

週末、お互い日ごろの疲れを癒そうね。
一週間、お疲れ様でした。
返信する
嬉しい。 (まり猫)
2007-07-07 09:33:47
嬉しいニュースです。
皆様のおっしゃる事もつくづく・・・納得。
やっぱり、人の気持ってあったかいですね。
よかった、よかった。
返信する
>彷徨人さんへ (さゆり)
2007-07-07 13:39:03
そうなんだぁ。思わず泣けてきたよ、私も。
やっぱりさ、直属の上司に言われることの影響って、その人の人間性いかんに関わらず、大きいからね。

でも、彷徨人さんも、投げ出さずにしっかりと歩んでいるよ!私は、いつもすごいな~って思うし、学ばせてもらってます
返信する
Unknown (まき)
2007-07-08 14:57:43
よい一日でしたね。きっと誰かがさゆりさんの事を見守っていてくれていると、感じていました。先生もいつかタイミング良くさゆりさんに声をかけたいと思っていたんですね。さゆりさんの思いは見てくれる人には伝わっているのだと感じます。
               ・・・・
そうして、さゆりさんの人柄から支え合いがあって、これまでもこれからも頑張れるのだと感じました。けして無理せず、自分の思いを看護に向けてください。患者さん、大きく言えば世の中にやってあげられること沢山秘めている。羨ましいけど、そう感じます。あの管理職さんにもわがままをぶつけてもいいと思います。さゆりさんを表面だけで受け止めているかも?
いつも生意気いってすみません。
MMこれからも一緒に闘っていってください。
いつも応援しています。


返信する
>まきさんへ (さゆり)
2007-07-08 22:19:32
ありがとうございます!
あ・・・
ごめんなさい。
同じの3回送信してしまったのかと思って、一つにしておきました!と思ったら・・・
内容が違いました??
ん??
同じかと思ったのですが<>の内容があったような。
ごめんなさいっっ。。。
風をよけつつ、管理職さんにも話したいとは思います。
というか、どうにかして伝えたいんですよね。
患者としての思いや、ナースとしての思い。
それを伝えたいと思っているのに、
一番身近な上司に伝わらない、ということほど切ないものはありません。
これが出来ずして、私は何をしようとしているのか・・・という感じすらしますし。
でもね、私もついつい感情的になってしまうし。
自分に都合のいいようになってしまってもいけないけど、必要以上にわがままなのかも?って思ってしまうのもあり。
難しいです。
大きな山です
返信する

コメントを投稿