さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

小田原評定

2018年02月14日 09時08分27秒 | 日記
最近、仕事の関係でいろんな方面から、患者さんに必要なものを作りましょう!と声をかけられる。もちろん、個人的ではなく、法人として。
でも、いちサバイバーの経験と長年の法人としての経験を有するスタッフと、臨床の経験もある専門職ナースとしての側面も有する私とでは、ちょっと感覚が違う事もある。
たんなる私の個性かもしれない。
医療の現場にいたものの慎重さかもしれない。

とにかく、やってみないと分からない。
でも、もともと、取り敢えずやってみましょう!という性格ではない。
リスクは回避したいと思うし、そもそも必要か?を吟味するし、合理性があるか、それで法人としてビジネスとして成立するか…

「小田原評定にはならないようにしたい」

昨晩、初めての食事がいきなりサシでとなってしまった法人の理事長からの言葉。
嘘のつけない私は、語彙力のなさをみせつけ(笑)
丁寧に説明してもらった。

調べてみたら。小田原市のウェブサイトには、こうも記述があった。

(抜粋)
 もっとも、今日、「小田原評定」といえば、天正十八年(1590)の豊臣秀吉による小田原征伐を前にして、城中で意見が対立し、いたずらに日を送ったとろから、「いつになっても結論の出ない会議」という意味が定着してしまっている。しかし、本来の「小田原評定」は、後北條氏が当主の専制政治でなく、重臣たちを評定衆とし、いわば民主的な合議政治を行ったことがルーツであった。

実は理事長の先生とは上記の話をしていて出た話ではなかった。
しかし、不思議とそんな話しになり、最近のモヤモヤにピッタリの言葉を頂いたようで。
驚いてしまった。

私なりに確信を持ったこと、取り敢えずもう少しリサーチしてみたいと思った。
反対意見を持っている人に、最後にはその人が考えたかのような顔をして動かせるようになる事。
という話を聞き、先生はいろんな経験を乗り越えてこられたんだなぁ、と言葉の重みを感じた。
私だったら、それ見たことか!と鼻タカさんになってしまいそうなところ。

人間力のある人が側にいる事、法人のトップにいる事、ありがたいとしみじみと感じました。
こういう上司に恵まれると、なんとか、思い描く姿に近づける力になりたいと思うものですね。
とはいえ、普段は接点がないですからね。
3ヶ月経ってようやくまともに話したのですから(笑)

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