電車男

　キタ-----（°∀°）------!!!!!!　遂にこの話題か。

　スタイリッシュを目指す僕のＢＬＯＧに合わないのではないか
　ひよこの絵文字でこれまでの雰囲気ぶちこわし・・・？？

　「電車男」の評判が良い。
　僕の友人で、最も理知的なISOちゃんまでが、今年前半の映画BEST 1と言い出す始末。

　映画も、TVドラマも見逃しているので、小説しか今のところ無い。
　ということで、小説を買って読んだ。
　正直、感心した。笑った。少し感動した。

　２年ぐらい前に「DEEP　LOVE」という携帯配信小説がベスト・セラーになった。

　ネットもケイタイもメデイアとしては、革命的なものである。
　よって、小説もそのメデイア特有の文体を持ったものが現れる予感があった。

　「DEEP　LOVE」がベスト・セラーになっていると聞いて、大きな期待感でその本を読んだ。しかし、その小説はわが人生でも最悪のひとつと断言してもよい駄作だった。

　駄作というよりは、小学生まがいの下手な文章と、よくぞこんなに手垢のついた下らん話を書けるな、と怒りさえ感じた。

　新しいメデイアに於ける新しい文体という期待を持った自分に腹が立った。
　これを喜んで読んでいるバカどもに失望した。

　マス（一般大衆）のレベルはこんなに低いのか？
　続いて、これまた程度の低い「世界の中心で愛を叫ぶ」が記録的ベスト・セラーになったのを見て、暗澹たる気持ちになった。

　前振りが、長くなったが、「電車男」は紛れもなく新しいメデイアにおける新しい文体を具現している。

　「２ちゃんねる」という掲示板で展開された不特定多数参加の本物のやりとりだというが、それが本当なら凄い。

　仮にこれが自作自演でも、或いは、作り話でもこの文体は新鮮だ！

　ＰＣで作る絵文字が、見事に展開を盛り上げる。演出する。
　訳の分からないアルファベット、伏字、当て字も「電車男」、「エルメス子」、「名無し」さんのキャラを鮮明にしていく。

　良い話です。登場人物は、皆、善意の人です。
　これが、本当に作り話でもなく、自作自演でなく、自然発生的なものなら「マス」も捨てたもんじゃない。

　２年前の失望が希望に変わる。少しは、元気が出てきた。
萌えてきた。

＜追伸＞　例えば、立てたスレにレスするって、どういう意味か分かりますか？